こんにちは。行列FPの林です。
FPの資格を取得し独立しようと考えたとき、いったいどのようにお客さんを集めればよいのか悩みますよね。
ここでは、FPの集客方法とどのような思考でいると良い集客につながるのかなどの考え方もあわせて解説していきますので、最後まで確認して効率よく集客できるようになりましょう!
この記事のポイント
・集客する際に必要な全体像をつかむことができます。
・ターゲットを明確にすること。自分自身の棚卸しと市場の接点を見つけることが大事。
・リアル集客とネット集客の違いとポイントを理解しましょう。
目次
まず最初に、必ず気をつけなければならないのは「ターゲット」を明確に絞ることです。
幅広くいろいろな人をターゲットにしたくなる気持ちはわかりますが、特に最初はターゲットを絞って相手にする顧客を明確にしたほうが上手くいく可能性は高いです。というよりターゲットがしっかり絞られていなければ、ほとんどの場合うまくいきません。
なぜなら立ち上げたばかりでは競争力が低く、まず強い競合に勝てないからです。加えて、顧客からみたときに魅力がなければ申し込まれません。ですので、明確で強いメッセージをターゲットに伝えることも大切です。それを行うためにはターゲットが明確に絞られていないとできないのです。
最初は、どのようなターゲットを狙うのか決めて極力ブレないようにしましょう。
仕事をするうえでは相手に合わせることも大事ですが、自分はFPになって「何がしたいのか」そして「何ができて何が得意なのか」を今一度考えてみて下さい。
仕事をする楽しさと実行可能なことを洗い出すことが非常に大切です。
みなさんは、洗い出しの作業をするときの「ブレインダンプ」という方法をご存知でしょうか。これは、頭の中にある情報をすべて書き出してみるという方法です。
“書き出す“ということが重要で、なんとなくイメージしていることを言語化するため、思考がはっきりとし文字に起こすことで頭の中を整理することができます。
このときのコツはとりあえず思いついたことをひたすら書き出すことです。
一見意味のないことでも後で繋がってくることもあるため、頭の中のことをできる限り細かいことまですべて吐き出すイメージで取り組んでみてください。
自分の「やりたいこと」と「できること」がわかったら、それをもとに市場で求められている「ニーズ」を見つけていきましょう。求められていないことを一方的に与えても当然集客は得られません。
「やりたいこと」「できること」「ニーズ」の3つがマッチングするものを見つけ、それを強みに顧客を獲得できるよう心がけ、ターゲットごとの「ニーズ=悩み」を丁寧に深掘りして詳しく相手を理解しましょう。
個人FPが最初にターゲットにすべきなのは、潜在顧客として数万人を目安とした「超ニッチ」なゾーンがおすすめです。まずはこのゾーンから仕掛け、あとで中心となる「マス」の部分を将来的に広げていく方法がおすすめです。ただしこの数字はあくまでも目安で、狙うターゲットや市場によって変わりますのでその点は注意が必要です。
大きな市場はライバルも多く、俗にいうレッドオーシャンとよばれる競争も激しい状態のため、顧客が多いわりに思ったほどの集客が得られない可能性もあります。そう感じた場合は、ニッチな市場にターゲットを切り替える柔軟さも大切です。
また、相手が現在どのような環境に身を置きどのようなメディアから情報収集しているのか、その相手の人になりきって考えて、そしてその思いを感じることも大切です。その経験が相手に伝わる言葉遣いや文章構成につながっていくからです。
リアル集客の一番の特徴は地域性が強いことでしょう。相対して商売をすることが多いため、必然的にオフラインで仕事をする場面が増えます。
当然ですが相対して会話するため、対話スキルの高さが良い結果を生む直接の要因となります。将来的にみても、このあたりのスキルを磨くことは必須といえるでしょう。
体一つあれば集客することが可能な反面、物理的な制約条件が強く、効率良く実績を上げるには向いていないともいえます。
オフラインでは“人とのつながり“が最も重要な課題になってきます。そのため、地域コミュニティや特定のグループに参加して、常に多くのつながりを持っていることが必要になります。
そして、そのつながりから相手のメリットを考えて行動に移すようにしましょう。
また、行動的なスタイルが基本ですが、コミュニティが広がることで相手からの紹介を待つスタンスで結果が得られることもあるでしょう。これはあくまで自発的な行動がもたらした結果で、「待ち」スタンスだけで成果が得られることはありません。
キーマンをコツコツと発掘する、人と繋がり続けることでコミュニティも広がり、想定していなかったところで効果が出ることもあるため結果が出始めると非常にやりがいを感じることができます。
地域の新聞や地方誌などの紙媒体を利用するのも効果的です。このような媒体を利用してFPとしての自己紹介や無料セミナーへと誘導すると効果が得られるでしょう。
この場合、集客することが目的なので無料が望ましいですが、当然費用もかかるため少額であれば参加費をいただくこともよいかもしれません。
セミナーからライフプランに興味をもってもらったり、自己アピールすることでその後の個別相談へと誘導できれば、仕事もどんどん大きくなっていくでしょう。
ネット集客の最大の魅力は、もちろんオンラインで世界中のどこからでも集客することができることです。
みなさんもご存知とは思いますがネットの需要は年々増加し留まることをしりません。これからは、ネットを利用しないFP活動はないといっても過言ではないでしょう。
また、ネット集客は仕組み化しやすく効率を上げやすいため、どのような形式でもよいので取り組む前提で進めるとより効率的です。
なお、直接会って話をすることとは違いメディア上での対話スキルが必要になり、またネットを適切に使いこなすだけの「ネットリテラシー」を身に付ける必要があります。
ブログとメルマガを同じように考える人も多いでしょうが、ここでははっきりとこの2つの住み分けをしておきましょう。
ブログは見てもらう形の「待ち」の状態ですが、メルマガは直接メールを送ることもできる「攻め」の状態を作ることができます。この点に大きな違いがあり、ブログからメルマガ登録に誘導することで本当の意味で「顧客とつながり」を持つことができます。
TwitterなどのSNSは、その会社のメディアになるため本人の資産にはなりませんが、メルマガは読者があなた自身の資産となるため、メルマガを有効に使うことでその顧客と長い付き合いができる可能性もあります。
特にFPは売っているサービスが無形のため、メルマガなどで信頼関係を深めることが理想といえるでしょう。
現代において、ネット集客でSNSを利用しない人は少ないでしょう。SNSでフォロワーを集めオンラインセミナーや場合によってはリアルな講習を行うことで集客につなげられます。
相手もSNSに慣れている場合、一気に信頼関係が深まり早い段階で契約ということも珍しくありません。
そういう意味では手っ取り早い感じもしますが、トラブルが多いのもSNSの特徴であり、お互いの信頼関係が築けてからのほうが結果的に長期のお付き合いになるため、焦らずに注意して進めた方が賢明といえます。
この記事では
についてお話してきました。
FP業の集客の仕方がお分かりいただけたかと思います。まず、最初にターゲットを明確にし、リアルでの集客とネットでの集客の特性を上手に利用して大きな集客を得られるようになりましょう。
しかし、このように上手に集客する方法はありますが、あくまで相手にとって必要で価値あるサービスができているかが大事のことです。
集客や収入に目がくらんで、自分にできないことを引き受けたり、顧客の利益を損なうようなサービスはしないようにしましょう。相手の期待を無視すれば、長い目で信頼を失ってしまい、ビジネスが続きません。
仕事で失った信用を取り戻すことがどれほど大変なことかはご存知だと思います。相手のことを最優先に考え、正しい方法で集客を続けて少しずつ信用を積み重ねて、誰からも頼られるFPになりましょう!
FIREブームの原典「お金か人生か」が暴く「現代の病」とは
外貨建て保険に逆風?金融庁が新たな共通KPIを導入。その中身とは!?
【セキュリティ対策】恐怖!アカウントが勝手に作成された!?対処法と心構えについてシェアします
LIFE SHIFT2 から学ぶ、先の見えない時代のFPの役割とは
知識を積み上げる!年末年始に読み込みたい、お勧め厳選3冊!
「配当節税二重取り」の穴が防がれる?令和4年税制改正大綱で判明。さらなる対策とは?
FPも顧客をお金もちにする?「行動経済学入門」カンタンレビュー
70年代に逆戻り?日本はもう先進国とは言いにくい。個人はどう対策すべき?
【勉強家必見】点から面への読書に進化する方法!「鈍器本」独学大全の魅力と、技法のご紹介
【初心者向け】FPにとってのネットメディアの役割を図解で説明
コメントフォーム