無名のFPが集客に成功した「効率化」の実践的定義とは?

「ビジネスを効率化すべき」

というのはもう聞き飽きたフレーズかもしれませんが
特にFPのように時間を売るタイプの職業は
効率化は避けて通れません。

ただ、一口に効率化といっても
人によって定義が様々であったり
また曖昧にしか理解できていない場合が
多いように感じています。

効率化というのは聞き流していいような
軽率なフレーズではありません。

あなたの人生を左右するレベルの
重要なことですので、僕の考えも踏まえて
一度詳しくお話しておきたいと思います。

目次

効率化が必要な理由を再確認する

まず効率化というと「(仕事の密度が上がって)しんどいなぁ」
と思われるかもしれませんが、後ほど説明するとおり
少なくとも僕の定義ではそうなりません。

詳しくは後ほど説明しますが、
まず、なぜ効率化が必要かについて
再確認しておきたいと思います。

そもそもここが納得していないと
以後いくら効率化の説明をしても

「いや、結局頑張るしかないんだよ」

みたいな、昭和初期の強引な精神論や
ブラック化企業の横暴論に
なりかねないからです。

だから少し詳しくお話しますね。

もちろん頑張ることは大事ではあるものの
頑張り方は人それぞれであり、
ある程度モチベーションを上げることは出来ても、
それを強制すること自体そもそも難しい、
というのが僕の考えです。

そんな不確かなものにすがるより、
より確実に成果が出ることに注力する方が
明らかにスマートで実践的でしょう。

例えば分かりやすい極端な例で言うと
1日12時間ぶっ続けで仕事しても平気で
頑張った感じがしない人と、

1日6時間仕事したらくたくたになって
とっても頑張った感のある人が

いたとします。

労働時間や成果が違うので給料は
異なると思いますが

「効率化」がもたらしてくれるのは
頑張ったかどうかなどには関係なく
そのどちらの人であっても
給料を増やしてくれるということです。

僕は1日12時間働く人と6時間働く人で
偉さに違いがあるとは思っていません。

むしろ、12時間働いても平気な人から見たら
6時間しか働けない人はだらけているように
見えるかもしれないので、「もっと働け」と
不当な圧力を掛けてくるかもしれません。

また、同じ人であっても体調や気分の良し悪しによっても
長い時間働ける日や、それほど働けない日もあるでしょう。

僕は働く時間というのは個人の選択の自由であり
報酬で調整すればいいという考えです。
(もちろん現実問題、完全自由にはいかない
というのはあるでしょうけど)

だから頑張ったかどうかとか、
1日何時間働いたかとか、
そんなことはある意味どうでもよくて、
(個人の主観と自由という意味)

大切なのは全体の効率が
高いか低いか、なのです。

それがビジネスの明暗を
残酷なまでに分けていきます。

だんだん効率化の意味が分かってきました?

効率化の重要性を確認するためには、
効率化出来てない状況を想定してもらえば
より分かりやすいと思います。

例えばものすごく非効率なFP事務所があったとします。

顧客一人、1時間の相談に乗るために、
事前の準備に、書類を探し出す時間なども含めて
10時間かかるとします。

そうすると、相談時間も含めて1回の相談に
11時間、拘束されることになりますね。

1回の相談料が10万円とか20万円とかであれば
これでも成立しますが、1回1万円等であれば
時給900円程度とアルバイト並になってしまいます。

これなら、FP事務所のような本格的なビジネスよりも
普通にどこかでアルバイトしたほうが
よっぽど気楽ですよね…。

これは非常に単純な例ですが
こうした非効率性はそこかしこに転がっています。

そうした非効率の積み重ねが、
あなたの実際の時給を決めてしまうのです。

(関連記事)

専門家なのに、あなたはパートレベルの時給で働いていませんか?

アルバイト並は
やっぱりイヤですよね?

せっかく、資格や専門知識を身につけて
本格的にビジネスするわけですから
相応の報酬をもらわなければ割にあわないでしょう。

ただ、顧客にとってはあなたの仕事の効率なんて
全く関係ないことです。

顧客は悩みを解決さえしてもらえれば
それで構わないし、むしろそれしか
関心がないはずです。

ですので、あなたの時給を上げるのは
半分以上、あなた自身の取り組みに
かかっているといえます。

「顧客がお金を払ってくれない…」

と嘆く前に、やるべきことがあるということです。

以上を踏まえて、実践的な効率化とは
どういうことなのかについて定義と中身を
考えていきます。

実践的な効率化の定義とは

すいません、
前置きが長くなってしまいましたが
僕が考える効率化とは

「同じ時間でよりたくさんの仕事をするための仕組み」

もしくは

「同じ時間でより高い価値を生む仕事をするための仕組み」

です。

上の二つはほぼ同じ意味で、
量を求めるか、質を求めるかの違いだけです。

量と質のどちらがいいかというのは
あなたが目指すビジネスの内容次第であり、
どちらがいいというわけではありません。

ちなみに僕はそれぞれにメリット、デメリットがあるので
両方とも重視しています。

また、上の定義では「同じ時間」と時間を一定にとりましたが
仕事量や仕事の価値を一定に取っても何ら問題はありません。

その場合の定義文は

「同じ仕事をより短い時間でこなすための仕組み」

「同じ価値をより短い時間で生み出すための仕組み」

というぐらいになるかと思います。

時間一定でも仕事(価値)一定でも
どちらも同じことを言っているのであり
どちらでも好きな方を使ってもらったらいいと思います。

なぜ効率的な「仕組み」が必要なのか

さて、上の定義でちょっと変わった点があることに
気づいたかと思います。

そう。

定義文の最後に必ず
「仕組み」という言葉が入っているんですね。

これが、単なる教科書的な効率化の定義ではなく、
実践的な効率化の定義と僕が言っている理由です。

なぜ仕組みに注目するかというと、そこが

  • 全体に大きく影響する
  • コントロールしやすい
からです。

仕組みですから、個々人の価値観や
パフォーマンスには依存しませんよね。

もちろん、効率化というのは様々な取り組みの集合体なので
「個々人の効率の良さ」というのも少なからず影響します。

当然、効率の悪い人よりは、効率の良い人のほうが
いいに決まっています。

ですが、先程の議論と似ていて
個人の効率というのはなかなか
コントロールできませんし、
上げていくのも相当大変です。

個人の主義、主張があったり、
得手不得手があったりと、
とにかく面倒なことがいっぱいです(苦笑)

ですので、そこは個人の努力なり、
長期的な教育なりで解決していくしかないので
まず一番導入しやすくて、かつ効果の高い部分、
すなわち「仕組み」にフォーカスするわけです。

ここがうまくいけば、
個人だろうが組織だろうが
比較的うまく回り始めるはずです。

効率的な集客の「仕組み」

FPの集客に関する話題に戻しますが
この効率的な集客の仕組みを僕が最初に考えた時、
やはりネット集客に行き着いたわけですね。

僕はネット集客が好きだからやっているのではなく、
毎月赤字でも食べていかないといけないという極限状態の中で
どうやったらビジネスをうまく回していけるか?
を毎日死ぬほど真剣に考え、実践してきただけなのです。

今後、もしネット集客よりも効率の良い集客方法が現れたら
躊躇なくそれを試すと思います。

でもまぁ、現状ではネット集客の効率が
トップクラスでしょう。

ネット集客にもいろんな方法がありますが
ユーチューバーみたいに派手に集客するのではなく、
ブログとメルマガを組み合わせて、
緩やかに、長期的に集客するのが
FPにとっては適切です。

緩やかと言っても、決して非効率という意味ではなく、
集客の効率は抜群に高いです。

それは僕がほとんど記事を書かなくても
毎月集客できている実績からも
ご理解頂けるでしょう。
(先月も10名弱の新規顧客を獲得しました)

こうした高効率な「仕組み」を導入することで
個々人のパフォーマンスにあまり依存せず、
ビジネスを回していけます。

実際、僕自身は体力がある方でも、
パフォーマンスが高い方でもなく、
ごくごく一般的なサラリーマンレベルです。

それでもこうやって独立してやっていけているということは
やはり相当効率が高いと言えるのではないでしょうか。

僕みたいな普通の人、
時間があまり取れず副業や週末起業で取り組みたい人には、
まず第一にお勧めの方法ですから
今日から試してみてください。

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こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

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