FP協会の第18回総会報告書から、協会の動向を探ってみた

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FP協会 第18回通常社員総会議案

こんにちは。行列FPの林です。

先日、FP協会の第18回通常社員総会が6月20日に開催されるとの通知が届きましたね。もう見ましたか?

今後のFPの方向性をうらなう意味で、個人的に気になる内容をレビューしてみます。

この記事の内容をざっくりまとめると

  • FP協会はスカラシップアドバイザーや生活困窮者向け家計相談など、FPの活躍の場を広げようとしている
  • 引き続き無料相談の機会を提供したり、有料セミナーからの個別相談のテストなど、集客の機会を拡大しようとしている
  • CFP検索システムのボリュームが増えており、特に女性CFPにはチャンスといえる
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FP協会の第18回通常社員総会

6月20日に総会が行われますが、それに先立ち、FP協会の会員には通知および総会議案の書類が手元に届いているはずです。

こんなやつ

FP協会 第18回通常社員総会議案

この中から独立系FPに関係ありそうな内容をピックアップし、いろいろコメントしていきます。

日本学生支援機構との連携(スカラシップ・アドバイザー)

スカラシップ・アドバイザーは、現在数百名が登録されています。

スカラシップ・アドバイザーだけで独立 FP が食っていけるかというとそんなことは絶対ないと思います。例えば僕自身、スカラシップ・アドバイザーですが一度も呼ばれたことはありません(笑)。つまりアドバイザーは多いけどそれほど需要がないのだろう、ということを示唆しています。

ただし、スカラシップ・アドバイザー制度を皮切りに学校教育の現場に FP が入っていけるきっかけになるのではと期待しています。

本来、ファイナンシャルリテラシーの育成と学校教育というのは非常に相性が良いはずなのですが、いかんせん学校教育の現場の伝統的な価値観において、お金の話というのはまだまだタブー視されているようです。残念ながら。

そんな調子なので、金融庁が老後に2,000万円必要と書いたぐらいで大騒ぎになるのです。

FPにとって、あの話は「何をいまさら…」レベルなのですが、多くの一般人は年金の基本的な仕組みすら理解できていないということが、あの一件で明らかになりました。

ですので、スカラシップ・アドバイザー制度で少しずつ FP の認知度を高めていき、色々な方向に FP の活躍の場が広がることが望ましいですし、またそうならないといけないとも思いますね。

生活困窮者自立支援法における家計相談

これも仕事としての需要はそれほど多くないと思いますが重要な仕事の一つではあります。

特に生活困窮者のような方は日々忙しくしていて、手元の情報端末にも制限があるかもしれません。なので適切な情報にアクセスすることすら難しい場合も多いようです。

このようなFP像を目指している方もおられると思うので、手を挙げてみてはいかがでしょうか。

有料セミナーの地方展開等の拡充

FP 協会が有料セミナーから相談につなげるビジネスモデルの検証を行なっているようです。 報告書によれば2018年度は会員からの公募で数名の講師を選定、各地方で有料セミナーを実施したそうです。

参加者の半数以上が FP だったということで、有料セミナーの集客として会員も FP ビジネスの対象と考えられる結果となった、と結論づけています。

講師はたった数名、しかもまだまだテスト中ということですから会員全体のインパクトとしては、残念ながらまだわずかでしょう。

しかし僕がこの件に注目している理由は FP 協会が集客という独立系 FP にとっての根幹課題である部分に少しずつ切り込んでいるところです。 これは非常に良い傾向だと言えますね。

企業所属の FP にとっては一見全く関係ないようにも見えますが、転職や副業、独立起業が当たり前になりつつある世の中で、本当に安心できるスキルとは何かというと自分自身で集客できるか?自分自身で稼げるか?という点にあります。

企業に勤めさえしていれば安泰だという考えは今すぐ捨てましょう。仮に企業に勤め続けるにしても独立の気概を持っていなければ会社の中での評価も上がりませんからね。

くらしとお金の FP 相談室

FP 協会はずいぶん以前から「くらしとお金の FP 相談室」 を開催していますので、比較的認知度も高まってきた印象ですね。

2018年度は500組以上の相談を受け付けたそうです。認知度の高まりが数字にも表れていているということですね。

ちなみに相談者の年代は30歳代が最も多く、相談内容はライフプラン、家計収支、教育資金、リタイアメントプランが多かったそうです。まぁ、順当な結果と言えそうです。

まだまだ一般の方は FP に相談するという習慣がありませんのでこのような無料体験を開催してくれるのは相談料をもらっている我々にとってもありがたいことです。案外難しいのですが、一番いいのは無料相談体験から有料相談につなげられることでしょう。

まだ FP 協会としてはそこまで着手していないようですがセミナーから個別相談につなげる活動もしていますから、無料相談から有料相談につなげるということがあっても全然矛盾していません。

これだけ顧客本位が求められる世の中ですから、FP の将来はある意味、相談料(フィー)がもらえるかどうかにかかっています。FP 協会としても FP (会員)のために頑張ってほしいですね。

CFP検索システム

CFP検索システムはここから利用できます。

以前から CFP 検索システムは稼働していますが、 FP の認知度が向上してきたのかシステム経由のメール問い合わせ件数が前年度を大幅に上回ったそうです。

僕の経験では CFP 検索システムからの問い合わせや相談申し込みというのはまったくなく、全然使えないシステムという印象だったんです。

ですが僕の周りの FP (CFP)から、 CFP 検索システムから問い合わせがあり、かつ有料相談も入ったといった話を少しずつ耳にするようになりました。僕も CFP 検索システムには登録しているんですが、 残念ながらまだ CFP 検索システムからの有料相談の実績がありません(苦笑)。

まだサンプル数が少なすぎて何とも言えないのですが、 CFP 検索システムから問い合わせがあったという方は今のところ全て女性 CFP に限られています。もしかすると CFP 検索システムは女性に有利なのかもしれません。 CFP を所有している女性 FP の方はとりあえずCFP検索システムに登録しておくことをお勧めします。

ちなみに、先日CFP検索システムのアンケートがあって、「AFPの検索できるようにすることへの意見」という項目もありました。もしかしたらFP協会は検索対象をAFPまで広げようと画策しているのかもしれません。

そうなれば、検索対象者は10倍ぐらいになる一方、検索ボリュームはいきなり10倍にはなりませんから、今までCFP検索で問い合わせがあった方は、問い合わせが減る可能性もあります。

ま、CFP検索システムは集客のイチチャネルに過ぎませんので、CFP検索システムだけに頼らず、いろんなチャネルから自己集客ができるようになるのが基本ですね。

FP協会の第18回通常社員総会 報告書まとめ

FP協会の第18回通常社員総会の報告書から、気になる部分をピックアップ、コメントしました。

FP協会はAFP、CFPの総元締めで、我々FPに大きな影響力を持っています。

今後の活動に期待すると共に、我々個々の会員であるFP(AFP、CFP)もFP協会の動きを常に注視し、よりよい活動にしてもらえるよう、必要に応じて適切に意見していくことも大切です。

ですので、AFP、CFPの方は忙しいことを理由にせず、極力議決権を行使しましょう。議案に全て賛成だとしても議決権を行使することで「わたしはあなた(協会)を見ていますよ」という重要なメッセージを送ることができます。

行使期限は6月19日17時までなので、今すぐ行使しましょう!

それが結果としてFP協会のよりよい活動につながっていくはずです。

社内FPも大切ですが、顧客の選択肢を増やす意味で独立系FPを増やすことも重要です。ほんの少しずつですが、FP協会内で集客関連の活動も増えてきているみたいなので、いい傾向かなとは思います。

独立FPはもちろん、社内FPで生きていくにせよ自分で集客できることが今後大きな強みになるので、頑張っていきましょう!



ps.

月収70万円超えました。

保険を売らなくてもFPは十分やっていけますよ。


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