風のウワサですが、保険ショップの売上も
厳しくなってきているとのことです。
実際、ショップで働いているFPさんも
このことは肌身で感じているのではないでしょうか。
保険販売に依存するビジネスモデルは
やはりリスクがあるように思います。
来店型保険ショップだけではないですが
長期的な傾向として、国内で保険が
売れにくくなっているのは確かです。
主な理由として
これが一時的かというとそうでもなく
残念ながら今後も続いていくでしょう。
金利は上昇するかもしれませんが
それでまた保険がバンバン売れるかというと
それは疑問ですね。
今では世界全体、国全体が
「契約者にメリットがある提案をしろ」
とうるさいですからね。
そう考えると、本質的に金利動向は
関係ないです。
まぁ保険に限らず、なにかの商品に依存するのは
仮に今調子がいいとしても
あなた自身のリスクが大きいですね。
その商品を売るスキルは向上しても
その商品自体が無くなったら
一巻の終わりでしょ?
保険なんて、昔から本質は変わらないです。
生命保険で大事なのは
定期生命保険か
収入保障保険。
損保も最低限必要なもの。
それで十分です。
がん保険、医療保険は米国では
利用価値の高い保険ですが
日本では公的医療保険がしっかりしてるので
「後付け」的なものですよね。
「必要十分な保険だけでは、ショップが潰れる…」
っていうのはお客さんを無視した
自己中な考え方です。
まぁ、だからこそ
状況が厳しくなってるんだと
思いますけど。
これはもう、必然ですよね。
今後、保険販売は「ネットダイレクト販売」が
どんどん普及していきます。
なぜなら、お客さんの「保険リテラシ」が
向上しているからです。
リテラシが向上すれば保険は自分で選べるし
その方がメリットが大きいということに
だんだん気づいてきたからですよね。
政府もそれを後押ししてますし。
お客さん側できちんと判断できるように
手数料の開示とかを進めてるわけでしょ。
そのうち経費率の開示も求められるように
なっていくはずです。
海外ではもう、当たり前のことです。
あるいはお客さんが判断する代わりに
AIで判断できるようになるかもしれません。
だから「対面で保険を売る」というサービス自体が
今後必然的に減少せざるを得ません。
各社生き残りをかけて「売る技術」を必死で磨いているようですが
それって果たしてお客さんのためになってるんでしょうか?
自分(会社)が生き残るための、
自己中な考えに陥っていませんか?
自己中になれば、その意に反して
結局は生き残ることができません。
こんな儚(はかな)いことに
自分の人生の大半の時間をつぎ込むというのが
僕には理解できませんけどね…。
まぁ、その人の人生ですから
結局は自由なんですけど。
自由だからこそ、もっと将来性があって
やりがいがあることを、今から勉強して
実践されることをお勧めします。
具体的にはお客様側の大きな変化を汲み取って
なにをやったら「お客さんのために」
なるかを考えて行動すればいいです。
例えば保険を「売る」のではなく
保険を選ぶリテラシを向上させる
「サービス」をすれば、これは十分売れますよね。
それでフィーを頂けばいいです。
「商品を売る」という視点に拘るから
変な考えや苦境に陥るんです。
お客さんが何を欲しているのか
「お客さん」を起点にシンプルに考えれば
実は簡単なことなんですけどね…。
時代の流れに抗(あらが)うよりも
時代の流れに乗るほうが
100倍楽ですよ。
FIREブームの原典「お金か人生か」が暴く「現代の病」とは
外貨建て保険に逆風?金融庁が新たな共通KPIを導入。その中身とは!?
【セキュリティ対策】恐怖!アカウントが勝手に作成された!?対処法と心構えについてシェアします
LIFE SHIFT2 から学ぶ、先の見えない時代のFPの役割とは
知識を積み上げる!年末年始に読み込みたい、お勧め厳選3冊!
「配当節税二重取り」の穴が防がれる?令和4年税制改正大綱で判明。さらなる対策とは?
FPも顧客をお金もちにする?「行動経済学入門」カンタンレビュー
70年代に逆戻り?日本はもう先進国とは言いにくい。個人はどう対策すべき?
【勉強家必見】点から面への読書に進化する方法!「鈍器本」独学大全の魅力と、技法のご紹介
【初心者向け】FPにとってのネットメディアの役割を図解で説明
コメントフォーム