【独立FPが解説】フリーランスFPになりたい人が知っておくべきこと

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こんにちは。行列FPの林です。

フリーランスとはマイクロ法人(一人社長の会社)や個人事業主など幅広い定義があるようですが(フリーランス協会による定義)ファイナンシャルプランナーとしてみれば個人の独立系 FP に近い存在かなと思います。

ならば、僕もフリーランスFPと言えそうです。フリーランスというのは恐らく、ワークスタイルや生き方を指すのでしょう。

なるほど、言われてみれば僕も、自宅でほぼ全ての仕事と面談をこなしながら、気が向いたら子供と遊びにでかけたりと、かなり自由なワークスタイルです。

この記事ではこんな僕の経験や知識から、フリーランスFPを目指す人にとってどのような仕事があるのかや、フリーランスのファイナンシャルプランナーになるための方法等をお伝えしていきます。

またフリーランスというのは個人やマイクロ法人など社会的に弱い立場にあると思いますが、このような立場で働く場合に必要な保険や、必ず知っておきたい、知らないとボッタクられる、節税の知識などもお伝えします。

この記事で得られることは?

  • フリーランスでファイナンシャルプランナーとしての働き方に興味のある人が

  • フリーランスFPにはどのような仕事があるのか

  • フリーランスFPになるためにはどうすればいいのか

  • フリーランスFPで気をつける点はなにか、特に必要な保険と節税知識が得られます

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フリーランス・ファイナンシャルプランナー(フリーランスFP)にはどんな仕事がある?

まずはフリーランスのファイナンシャルプランナーができる仕事について主要なものを説明しますね。

細かいものまで入れれば、ファイナンシャルプランナーの仕事はもっとたくさんあると思いますが、収入源として大きくなりそうなものだけ取り上げています。

また、下に行くほど一般的に「組織に縛られる」タイプの仕事になりますので、フリーランスとは言い難い状況に近くなっていく代わりに、収入が安定したり、自分で集客しなくてもいいなどのメリットもあります。

あなたが目指すワークスタイルにしたがって、取捨選択しましょう。

以下、見出しをタップすると本文が読めます。

お金の相談


主たるファイナンシャルプランナーの仕事がこの「お金の相談」になります。

元々ファイナンシャルプランナーとはお金の計画を立てる人のことですが、お金についての専門家ですので、計画を立てる以前にお金の相談に乗ることが可能です。

そこで1時間数千円だとか1万円だとかという相談料(これを「フィー」と言います)をいただきながら、相手の相談にのってお金の専門家としてアドバイスをすれば、喜んでいただいた上にお金をいただくこともできます。

ただしフリーランスのファイナンシャルプランナーとして活動している場合は、どうしても個人として活動することになりますから、あなた個人のスキルに依存して専門領域やお客様が決まってきます

特にこれからファイナンシャルプランナーとして活躍しようと考えている方は、今現在スキルがまだ低いでしょうから、個人のお金の悩みの相談にあたることになると思います。

その場合は例えば1時間数千円など、非常に安い相談料から始めることになりますが、少しずつ実績を増やしながら徐々に相談料を高めていく努力をしましょう。

僕のメインはここであり、ネットで集客しながら1時間1万円以上のフィーを頂いています。

セミナー講師


セミナー講師は二通りの方法があります。一つはセミナー講師の依頼を受けて講師料をもらう方法、もう一つは自主セミナーを開催する方法です。

それぞれにハードルがありますが、例えばセミナー講師の依頼を受ける場合はそもそもそれなりの実績がないと呼び声すらかかりません。

また自主開催セミナーをする場合はセミナー参加者を自分で集客する必要がありますし、また、内容が特殊でなければセミナー参加料も数千円と非常に低い価格を設定せざるを得ません。

そうなるとセミナー参加者も集めることができないし、単価も低いわけですから売上としては雀の涙になってしまうでしょう。


そこでおすすめなのは自主セミナーを開催した上でそこから希望者を募って個別相談に誘導する方法です。

そうやって来てくれるお客様は、セミナーであなたのことをすでによく分かっているわけですから、ある程度の相談料でも払ってくれる可能性があります。

このように少しずつ実績を蓄えていくようにしましょう。

執筆業(FPライター)


こちらの記事でも書きましたが

会社員がファイナンシャルプランナーで副業したい。結局お勧めの方法はどれ?注意点も!



初心者ファイナンシャルプランナーの収入源としておすすめなのがこの執筆業(ライター業)です。

執筆案件は豊富にありますし、記事を書くだけならそれほどすごいスキルがなくても ファイナンシャルプランナーの知識さえあれば調べて書くことができます。

また完全在宅でも仕事が完結するため、忙しい主婦ファイナンシャルプランナーやサラリーマンの副業としてもおすすめになります。

フリーランスのファイナンシャルプランナーとして独立を目指すのであれば、まずはハードルの低いこの執筆業から始めてはどうでしょうか。

ただし、特にウェブライター等ですと大した収入になりませんから、いずれ卒業するようにしましょう。

1ページ1万円から数万円をもらうような本格的なFPライターになるには、やはり相応の経験と実績が必要になります。

契約ファイナンシャルプランナー


もう一つ働き方として多いのがこの契約ファイナンシャルプランナーという形態です。

契約ファイナンシャルプランナーとは金融機関やその他の法人、あるいは役所のようなところと契約をしてファイナンシャルプランナーとしての仕事を一定期間請け負うという形態を指します。

実際、僕の知り合いのファイナンシャルプランナーさんで、契約ファイナンシャルプランナーの形でフリーランス的に働いている方もおられます。

時給数千円だとか一日数万円、という報酬が得られるようですね。

契約前にワークスタイルご契約者と詰めることができますので、これからフリーランスのファイナンシャルプランナーとしての仕事形態として広まっていく可能性はあるでしょう。

保険営業のファイナンシャルプランナー


これも、こちらの記事に書きましたが

保険代理店を開業したい!何をすればいいの?



保険営業(保険募集人)のファイナンシャルプランナーになるためには保険代理店や保険会社に「所属」する必要があります。ですのでフリーランスとして働くという意味ではこの保険営業はできないという話になります。

但しご自身で保険代理店を立ち上げてもう一人で保険営業するような場合はそれもフリーランスと言えるのかもしれません。

長期的にみて保険営業は逆風ですがフリーランスとしてやりたいという意気込みがあるのであれば逆風の業界でもアイデア次第でうまくいく可能性があるでしょう。

最初から諦めてしまう必要はありません。


収入見込みは?

こちらに独立系ファイナンシャルプランナーの年収データをまとめた記事がありますのでご参考ください。

独立系FPの年収データまとめと、年収アップの対策とは



ただ、これは少々古いデータを元にした記事ですし、これからフリーランスとして働いて行くなら色々な収入源を確保すればいいでしょう。

なので過去のデータにこだわる必要はありません。あなたのアイデア次第で収入はいくらでも伸ばせると考えましょう。というか、収入に上限がないのがフリーランスのメリットの一つなので。


フリーランスFPになる方法

ではフリーランス FP になる方法について大まかですがお伝えしていきます。

フリーランス FP と言っても大きく分けて2種類あると思いますのでそれぞれで見て行くことにしましょう。

契約型FPになる


自分では集客せずどこかと契約しる形態のファイナンシャルプランナーの仕事があります。

この場合、契約先からファイナンシャルプランナーとしてのスキルを求められますからまずは資格の取得が第一になります。

ただし、ファイナンシャルプランナーの資格を取ったからといって即契約が決まるほど甘い話ではないでしょう。

それほどたくさんのニーズがあるわけでもないですから、契約にこぎつけるための人脈力というのも大切になってきます。

さらに契約の主導権は契約先の法人にあるわけですから「そこからもういらない」と言われた瞬間に仕事がなくなってしまうわけです。

契約型FPになるために必要なのは
  • 資格

  • 契約にこぎつける人脈力、実力
になります。

自己集客できるフリーランスFPになる


自己集客型のフリーランスFPとは自分の力で集客して収益を上げることのできるフリーランスのファイナンシャルプランナーのことです。

もしこの自己集客型のフリーランスFPになれれば最強です。

自分の力で集客できるわけですから、どことも契約しなくともいくらでも売上を上げていくことができるでしょう。

ですので、最終的にはここを目指しましょう。僕も自己集客できる FP の一人だと言えます。

このタイプのフリーランス FP を目指す場合は集客スキルが必須になります。

多くのファイナンシャルプランナーさんが誤解されていますが、資格を取ったぐらいで集客できるような甘い世界ではありません。むしろ集客出来るスキルの方が重要で、いくら CFPやFP 1級の資格があったとしても集客できなければフリーランスでは1円にもなりません。

ですのでまずは集客スキルを磨くことから始めながら、それと並行して資格を取るという進め方で大丈夫です。

集客の方法はいろいろありますが在宅で効率よくできる方法の一つにネット集客(ブログとメルマガを使った方法)があります。これなら資格取得の勉強時間も取れますから、最適な集客方法と言えるでしょう。

  • なんといっても集客スキル

  • 次いで、資格

ファイナンシャルプランナー専用の集客方法は僕のメルマガでもお伝えしていますのでもしよかったら僕のメルマガをご購読ください。


フリーランスFPが気をつけるべきこととは?

ファイナンシャルプランナーに限った話ではありませんがフリーランスとして活動していくために必要な注意点について説明します。

とにかくフリーランスは社会的、金銭的に弱い(リスクの大きい)立場にあるので、自己責任で自衛しなければなりません。そのために必要なのはフリーランス特有の保険の知識であったり、税金や節税の知識です。

それぞれについて見ていきましょう。

保険をかけて身を守れ!


フリーランスは一人で仕事を請け負って一人で結果を出していく、社会的には非常に小さく弱い存在だと言えます。ですので自分の身を守るための保険は人一倍気を使うようにしましょう。

まずあなたがどこかの団体に所属しているなら、その団体が提供している「団体割引保険」を調べましょう。大きく、信用の高い団体になればなるほど、保険料も安くなる傾向があります。

団体保険を知らずに一般の保険を契約するのはファイナンシャルプランナーとして失格です。ですので必ず調べてくださいね。

ここでは、フリーランスFP向けの保険をいくつか紹介しますね。


フリーランス協会のベネフィットプラン
フリーランス協会ベネフィットプラン

フリーランス協会が提供しているベネフィットプランで、一般会員(年会費1万円)に提供されているものです。

一般会員へ、賠償責任補償は自動付帯ですがその他任意加入の商品・サービスがたくさんありますので、年会費1万円のコスパが高いと判断できれば、入会していいと思います。


日本FP協会の団体保険
日本FP協会団体損保
日本FP協会のMyページ(会員専用ページ)には

日本FP協会では、会員の皆様のFP業務の円滑な推進に寄与するよう、成年後見業務や広告・宣伝侵害、情報漏えい等の賠償補償の「日本FP協会団体損害保険制度」を創設いたしました。


とあります。

業務遂行に必要な損保になりますので、業務拡大に伴って、検討されるといいでしょう。


税金対策・節税しないとボッタクられるよ?


税金対策や節税方法にもきちんと目を向けましょう。

今はまだ収入が少なくて、売上から経費を引くと実は赤字だったりしてほとんど税金に関しては意識がないかもしれません。

しかしフリーランスとしてビジネスが軌道に乗ってくれば、収入はどんどん上がっていくことになります。そうすると当然ながら税金もどんどん増えていくわけです。

フリーランスは自由というイメージが強いですが、それは自己責任の世界であり、あなたは経営者でもあります。経営者である以上、源泉徴収で税金に無関心でも問題ないようなサラリーマン意識では全然ダメなのです

フリーランスの収入は一般に不安定ですが、税金に無意識だと不安定な上に可処分所得も減ってしまったり、老後の資産を残すことができなくなる可能性があります。

特に個人事業主として活動しているフリーランスは税金が非常に冷遇されているということは覚えておいてください。

青色申告すれば65万円の特別控除が使えるなんてことを言いますが、実はこれ給与所得者の給与所得控除の最低金額にしかなっていません。つまり給与所得者の最低レベルが個人事業主の最高レベルという呆れるぐらいの冷遇っぷりなんです。

しかも青色申告申請のためには、複式簿記の帳簿を備えなければいけません。実際に税務署から確認されることはマレですが、ルール上はそうなってますし、確定申告の際は「青色申告決算書」の提出も必要です。

どこまでフリーランスに厳しいんでしょうか…

個人事業主は事業所得だからという理屈だそうで、世の中で事業所得者のイメージというのは「不労所得」みたいなものかもしれません。だから、これぐらい厳しくてもいいだろ?という発想なんでしょうかね。

ですが現実は違います。フリーランスは基本、働き方が違うだけでしっかり労働してますから、実態としてサラリーマンに近い(場合によってはサラリーマン以上に労働している)のに、この認識はおかしいですよね?

これは給与所得者が優遇されすぎているためで、さすがにここ数年、あまりに差が大きい優遇税制を是正する動きが見られます

例:平成30年税制改正、給与所得控除を一律10万円引き下げ(国税庁)

フリーランスが増えていけば、このような見直しの動きも活発になっていく可能性はあるでしょう。

将来的には、フリーランスも働きやすい社会が実現しているかもしれません。

今はまだそこまでの環境になってませんので、少なくともこういう仕組みになっているということは覚えておきましょう。その上で出来る限りの節税策を取ってください。

例えばフリーランスが使える
  • 小規模企業共済(月掛金1,000円から70,000円まで、500円単位)

  • イデコ(月掛金5,000から68,000円まで、1,000円単位)
などは最大限有効活用すべき鉄板制度でしょう。これらの掛け金は全額所得控除として節税、老後資金対策として活用することができるものです。

いずれも掛金の変更は可能なので、収入の状況に応じてフレキシブルに対応できます。



また国民年金であれば付加年金なども活用していくようにしましょう。付加年金は非常に戻り率が高い存在で、払った保険料はたったの2年で取り返すことができるんですよ。


ちなみに付加保険料は月400円ですが、これをかけるとiDeCoの掛金上限が1,000円減って67,000円となる点は注意しましょう(両方合わせて上限68,000円のため)。

さらに、所得が増えそうな年であれば、国民年金の2年前納制度なども活用してください。2年前納すれば、その年分の社会保険料控除として2年分の保険料を所得控除することも可能なんです。

逆に見込みに反して所得が増えなければ、1年分の保険料のみ所得控除することもできるので、かなり有利な制度と言えます。


あなたがフリーランスになりたくて、もっといえばファイナンシャルプランナーなのであれば最低限これぐらいの知識は備えておきましょうね。


僕の姉妹ブログになりますがイデコに関してはこちらの記事も参考にしてください。

iDeCo(個人型DC)、つみたてNISA、ジュニアNISA。一体何が、どう違うの!?まとめと各制度の活用法。




まぁ、あなたはファイナンシャルプランナーなんですから、こんなことぐらいはもう既に理解していますよね。

所得が増えていけば、最終的には法人化(法人化の一歩目はマイクロ法人化)して、個人事業主の税金から身を守りましょう。

フリーランスファイナンシャルプランナーに私はなる!まとめ

フリーランスのファイナンシャルプランナーになるための知識と気をつける点について、実際のフリーランスFP(独立FP)の林がお話してきました。

本文でもお伝えしてますが、とにかくフリーランスは現状弱い立場のため
  • スキルや実績を増やしていくこと(特に集客スキルが重要)

  • 保険その他で実を守ること
この2点が大事です。

逆にいえばこれさえできれば、あとはご自身の好きなようにできるようになるでしょう。

僕も、結構好きにやってますし、それがフリーランスFPの最大の魅力の一つ、と言えます。


フリーランスが最も自由に、フリーランスらしく働くためには、集客スキルが必須です。

FP専用の集客スキルについては、こちらのメルマガから学んでくださいね。



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