ホームページにアクセスを集める検索キーワード戦略の立て方

あなたのホームページやブログには
アクセスが集まっていますか?

アクセスは集客の基本ですが
もし全くアクセスが集まっていないなら
「検索キーワード」に着目してみると
改善するかもしれませんよ。

目次

検索キーワード戦略を立てる意味

当たり前ですがアクセスが集まれば
集客も楽に出来るようになります。

ではあなたのホームページやブログに
アクセスを集めるためには
どのような方法が効率的なのでしょうか。

アクセスを集めるには
大きく以下の3つのチャネルがあります。

  • インターネット広告経由
  • 検索エンジン経由
  • 紹介(SNS)経由
インターネット広告は広告費がかかりますし
SNS経由も爆発すれ(バズれ)ば凄いですが
毎回バズらせるのは至難の技です。

ということで、検索エンジン経由のアクセスが
比較的安定していて一番コスパも高くなります。

だからみんな記事を書くわけですね。笑

では検索エンジン経由のアクセスを
効率良く集めるためにはどうしたらいいのでしょうか。

その方法の一つが「検索キーワード戦略」になります。

もちろん戦略なのでうまくいく場合も
失敗する場合もありますが
何も戦略を立てずに闇雲に記事を書きまくるよりは
当たる確率は高くなります。

では具体的に見ていきましょう。

検索キーワードの調べ方

まず戦略を立てるべきキーワードを
調べる必要があります。

生の検索キーワードからヒントを掴む

もしあなたのホームページやブログに
既にある程度のアクセスが来ている
(月間数千アクセス程度)のであれば
実際の生の検索キーワードを調べてみてください。

Googleアナリティクスを使っているのであれば

「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」
から、生の検索キーワードを調べることができます。

なお、「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」
でも検索キーワードが表示されますが、
Search Consoleの検索クエリに比べて
少なめになっています。

GoogleアナリティクスとSearch Console
についてはこちらの記事も参考にしてください。

Google Analytics(GA)を使って取り逃したアクセスを呼び込む!サーチコンソール編

これらの生検索キーワードを元に
今後狙っていきたい検索キーワードの
ヒントを得ましょう。

生キーワードがなくても
ホームページ、ブログの方針が
しっかり定まっているならその方針から
大まかにキーワードを抽出すればOKです。

Googleアドワーズのキーワードプランナーで検索ボリュームを調べる

めぼしい検索キーワードを決めたら
今度は実際の検索数と関連キーワードを
Googleアドワーズを使って調べます。

Googleアドワーズというのは
Googleのリスティング広告のことで
そこにキーワードプランナーという
ツールがついています。

難しくありませんので、
以下のようにやってもらえれば大丈夫。

上記リンクからGoogleアドワーズのアカウントを作成し
ログインしてください。

実際に広告を出さなければ
費用は請求されませんので
安心してください。

キーワードプランナー自体は
無料で利用できます。

Googleアドワーズにログインしたら
以下のような画面になると思いますので
右上の「ツール」アイコンをクリック。

メニューが出てきますので
「キーワードプランナー」をクリック。

「キーワードを検索」側をクリックすると
キーワードを入力する状態になるので
先程抽出したキーワードをここに入力して
「開始する」をクリックしてください。

試しに「ファイナンシャルプランナー」と入力すると
こちらのような結果が表示されました。

ファイナンシャルプランナーと
その関連キーワード(画像では隠してあります)が
ずらずらと出てきました。

ここで、関連キーワードと
「月間平均検索ボリューム」に
注目してください。

検索ボリュームは月間検索数の
大体の目安です。

検索ボリュームには規模感が示されていて
ざっくり

  • 【10〜1,000】 スモールキーワード
  • 【1,000〜1万】 ミドルキーワード
  • 【1万以上】 ビッグキーワード
だと考えてください。

あなたが狙うキーワード(コアキーワード)が
ビッグキーワードだとちょっと攻略が難しいかもしれませんので
スモールかミドルキーワード、
できればミドルキーワードがお勧めです。

キーワードはいろいろ変えながら
何度でも調べられますので
納得がいくまで繰り返してください。

キーワードの全体構造を把握する

以上で、あなたが狙うべき
キーワード(コアキーワード)が
見つかったと思います。

そこから検索キーワード戦略を
立てていきましょう。

検索キーワードからマインドマップを作る

戦略の立て方はいろいろありますが
検索キーワードの構造を把握しましょう。

コアキーワードと周辺にあるサブキーワードで
マインドマップを作成すれば
視覚的に把握できるのでお勧めです。

例えば「ファイナンシャルプランナー」と
関連キーワードのマインドマップです。

もっとたくさんキーワードはありますが
説明用にざっくりと作成してあります。

末尾の(S)はスモールキーワード、
(M)はミドルキーワードという意味です。

検索キーワードからマインドマップを作る際、
キーワードを検索ボリュームの大きい順に並べておくと
作成しやすくなります。

なぜなら、ボリュームの大きいキーワードが
マインドマップの中央に来やすいからです。

こうしてみるとファイナンシャルプランナーに
関連するキーワードとして
「FP資格」関連が多いことが分かります。

また、FP資格関連キーワードには(S)も混在していて
それほど厳しいキーワードグループでは無いということも
ひと目で分かります。

そういうことなら、
FP資格に関する記事を書いていくことで最終的に
「ファイナンシャルプランナー」というキーワードでも
アクセスを集められるだろう、
ということが分かってきますよね。

もちろんこれはあくまでも例であり
あなたなりのキーワードと
戦略を立ててください。

マインドマップは手書きでも構いませんが
PCを使っているなら有料の
マインドマップ作成ソフトが
使いやすくてお勧めです。

無料のマインドマップツールもいくつかあって
例えばFreeMindのようなツールがあります。

検索キーワード戦略を立てる

ここまでくればあとは簡単です。

上記のマインドマップを作る作業自体が、
検索キーワード戦略の土台になっていることが
理解できるはずです。

検索キーワード戦略というのは、要は
今現在検索されているキーワードの傾向や検索ボリュームから
効率よくアクセスが狙えそうなキーワードを知ることなのです。

ですので、出来上がったマインドマップを眺め、
あとは直感で「ココを狙う!」と決めればいいでしょう。

1キーワード1記事として
マインドマップの構造通り
記事を作成しても構いません。

その際、サブキーワードのサブ記事から
上位キーワードの記事へ
リンクを張るようにしてください。

相互リンクにしても構いません。

あるいはキーワードグループ全体を含む
一つの大きな記事にしても構いません。

どちらがいいかはやってみないと分かりません。

両方のミックスでもいいでしょう。

ここまで、一見複雑で難しいように見えますが
実際にやってみてコツがつかめれば
結構「カンタン」にできると思います。

めぼしい検索キーワードについて
どんどんマインドマップを作成していけば
いくつもの戦略が見えてきますので
記事アイデアに困るということも
無くなるでしょう。

検索キーワード戦略の注意点

さて、キーワード戦略が出来上がったら
実際の情報収集と記事作成作業を
開始しましょう。

ただし検索キーワード戦略は万能ではなく
以下のような注意点もあります。

ライバルを調べる

1,000から1万アクセス程度のキーワードであれば
一般的にライバルはそれほど強くはないはずですが
それでも実際に調べてみないと分かりません。

逆に、10万アクセス以上あるようなキーワードでも
サブキーワードや記事テーマの選び方次第では
結構アクセスを集められることがあります。

アクセス数だけでなく、
ライバルの動向やライバルの強さにも
注意してください。

なお、ライバルの強さですが
大まかには

  • 公式ページは上位に来やすいが、それほど強いわけではない事もある
  • 個人ブログのページは一般に弱い
  • ランキングサイトやアフィリエイトサイトは一般に強い
  • 広告が多いキーワードはライバルも強い
という傾向があります。

(もっとちゃんとした調べ方もありますが
ここでは省略します)

実際に検索してみて、1ページ目の大半が
広告やランキングサイト、アフィリエイトを主としたサイトに
占められていたら、そのキーワードのライバルは
かなり強いことが予想されます。

例えば「クレジットカード」(10万〜100万アクセス)
を検索してみてください。

広告が4つ、その下に価格.comの比較サイト、
公式ページが2つと続いています。

弱いとされる個人ブログのページが
一切ありませんので、これは
手強いキーワードだと予想できます。

もちろん手強いからといって
必ずしも諦めることはないのですが
最初はもっとゆるいキーワードから攻めるのが
無難と言えます。

検索キーワード戦略はあくまでも過去の傾向

もう一つ注意してほしいのが
上記のようなキーワード戦略は
あくまでも過去の情報を元にした
戦略だということです。

例えばFPならFPジャーナルやFPフェア等で
情報収集してますので、業界動向のことは
よく把握しているはずです。

将来の制度や新商品、新サービス等について
今から準備してアクセスを集めたい場合
上記の戦略は使いにくいです。

なぜなら、過去のデータがほとんど無いからです。

こういう場合はキーワード戦略を立てるよりも
「新鮮度」を重視した方がいいと思います。

まずは新しい制度や商品の情報を
積極的に発信していくことで読者の役に立てば
自然とアクセスも集まってくるでしょう。

FPとしてはこうした鮮度の高い情報も
交えていくのが理想の形です。

記事数が少なくては意味がない

いくら緻密な記事戦略を立てたとしても
記事数が数記事程度では
恐らくアクセスなんて全く集まりません。

20記事、30記事と記事数を重ねるうちに
アクセスが少しずつ集まってきますが
その記事を重ねる際の指針として
キーワード戦略が役に立つ、
という程度に考えましょう。

なお、複数のキーワードを含む
文字数の多い記事は
数記事分と数えても構いません。

だからといって、どうということはないのですが…。

記事を重ねていく方法の一つは
こちらの記事もご参考ください。

半年で44倍に!?WordPressのアクセス増の実例と「継続できない」壁の突破法

検索キーワードに依存しすぎない

これもよくあることですが
検索キーワード戦略はあくまでも
「傾向」を捉えるものです。

Googleアドワーズから出てきた関連キーワードも
Googleがその一部を示しただけで
それが全てのキーワードではありませんし
検索ボリュームもあくまで目安です。

ですので記事を書くときは
タイトルや見出しに検索キーワードを入れるのは大切ですが
あまり検索キーワードにとらわれすぎないように
注意しましょう。

キーワードにとらわれすぎると
記事の内容が偏ってしまったり
検索キーワードのための記事になったりして
内容が希薄になります。

記事というのはあくまでも
検索してきた読者のための情報であり
検索キーワードにとらわれるあまり
記事品質が落ちてしまうのは本末転倒ですからね。

コツとしては
「あなたなりのオリジナルコンテンツ」
を加えることです。

例えば上記例でいえば、FP試験に関する記事にしても
あなたが実際に経験したことを含めて書けば
他にはないオリジナルコンテツが出来上がります。

それが記事の競争力を高める
有力な方法の一つです。

ホームページ集客のキーワード戦略の立て方まとめ

世の中にはもっと緻密で複雑な
検索キーワード戦略もあるでしょう。

でも、個人のFPがホームページやブログを運営するレベルで
できる戦略といえばこれぐらいが妥当だと考えています。

実際、僕もこれ以上の戦略は作れませんし
作りません。

検索キーワード戦略はあくまでも「ツール」です。

読者にとって役に立つ、意味のある記事を
書くために役立ててください。

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PHPくらしラク〜る2017年12月号・2018年1月号短期集中連載の監修をさせて頂きました。(→プロフィール



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