もしご存知の方がおられたら、それはかなり「コア」な僕の読者さまだと思いますが(笑)、僕は普段、ワイメールというメルマガ配信サービスを使っています。
このワイメールが先日バージョンアップして、「メルマガ間の読者横断検索」ができるようになったそうです!
これ、結構嬉しいバージョンアップでした。
なんのことか?
少しお話しますね。
目次
詳しい話に入る前に、そもそもワイメールってなに?
というところからご説明します。
ワイメールは初心者にお勧めのメルマガ配信サービスなんですが、その最も大きな理由は「機能が豊富」だからです。
「初心者なら、もっとシンプルなサービスがいいのでは?」
と思われるかもしれませんが、メルマガ配信サービスというのは要はメルマガ読者を登録しながら、その読者にメルマガを配信するという、そもそもがシンプルなサービスです。
ですので、どんな初心者でも、使い始めたらすぐに慣れます。
で、慣れてきたときに
「あの機能がない、この機能がない…」
となると非常にストレスが貯まりますし、ビジネスの進行にも非常に悪影響を及ぼします。
…ということを僕自身が経験したので、こうやってワイメールをお勧めしているんですよね。
でもそのワイメールに、ほぼ唯一といっていい不満点がありました。
それが「読者横断検索」です。
読者横断検索は、その名前の通り、複数のメルマガにまたがって読者を検索できる機能です。
「共通設定」タブのメニューから「読者横断検索」を開けば利用できます。
ここに、検索したい読者のメアドを入れて「検索」すると、こちらのような感じで登録されているメルマガIDが表示されます。
以前は「ここかな?ここかな??」と、一つ一つメルマガを開いてその中で、何度も同じ検索をしなければならなかったので、非常に苦痛でした。
でも読者横断検索できるようになったので、相当楽ができるようになりました(笑)
さてここで、少し疑問に感じた方もおられるかもしれません。
「メルマガなんて、一つあれば十分じゃないか?」
と。
そう感じたあなた、鋭いですね。
確かに、メルマガなんて一つあれば十分な気がします。
僕みたいにちょっと変わった人間は、一般向けのメルマガとFP向けのメルマガなんてやってますが、それも数えてみれば二つだけ。
購入者通信ぐらいは分けるにしても、普通の人ならせいぜい2,3のメルマガがあれば十分じゃないかと思いますよね。
実際、そうだと思います。
ただしそれは大まかな管理単位の話であって、実運用のテクニックはまた別なんですよ。
例えば僕は、ワイメールの中にメルマガが50個ありました(!)
中には古くて稼働していないものもありますが、それらを除いても40以上はあると思います。
なぜそんなに必要なのか?その理由を説明しますね。
メルマガをご存知の方は、「ステップメール」のこともご存知かと思います。
簡単にいえばあらかじめ用意したメール原稿を、読者毎のスケジュール通りに配信していくのがステップメールの機能です。
ステップメールの何が嬉しいかというと、各読者それぞれの登録タイミングを起点に決められた順で決めれた原稿が配信されるので、「読者にとって非常に分かりやすいメルマガ」になる点です。
この機能が無ければ、例えば今たまたまメルマガでセミナーの募集をしていたとすると、そのときから初めて参加した読者はいきなり
「明日はセミナー当日になります。皆さんよろしくお願いします!」
というような内容のメルマガを読むことになります。
まぁ、これはこれでいいのかもしれませんが、なんだか唐突ですよね。
中には面食らって解除してしまう読者さんもいるかもしれません。
そういうことを防ぐために、まずは挨拶や情報提供を交えたメールを配信してくれるのがステップメールなんですね。
で、このステップメールは何通でも、何日でも好きなだけ配信できます。
あらかじめ100通用意して、毎日1通ずつ、100日配信しても構いませんし、それを3日おきに配信すれば300日間、ステップメールを続けられます。
一般にはできるだけ長いほうがいいと言われています。
効率がいいというのと、たくさん読んでくれた読者さんは濃いファンになってくれる可能性が高いからです。
でもここで一つ問題が。
例えば一つのメルマガで100通のステップ原稿を管理しようとすると、結構面倒なんです。
例えば内容が古くなった原稿を削除したとすると、その間、無配信の期間となってしまうんですね。
イメージとしてはこんな感じ。
大問題というわけではないですが、なんだか不細工ですよね…
そこで、ステップメールを「一定のボリューム」毎に分けて管理することにします。
例えばこんな感じです。
10通のステップメール原稿を持つ10個のメルマガを順番に「連結」して配信します。
読者さんはメルマガ1から始まり、(毎日配信なら)10日毎に次のメルマガに「自動的に」移っていきます。
読者にとってみれば、メルマガを移動していることは分かりませんので、特に違和感なく読み進めることができます。
一見面倒くさそうなんですが、例えば2から20通目が古くなったのでもう配信したくない場合、こんな感じにすればスムーズに移行できます。
メルマガ1が終わった読者さんを、メルマガ3へ移動するわけですね。
これで配信の空白期間がなくなりますし、メルマガ2にいる読者さんも時間が経てば勝手にメルマガ3に移ってくれて、メルマガ2の読者が自動的に空っぽになります。
空っぽになったメルマガ2は、本当に不要なら削除してもいいですし、そのまま放置しても構いません。
読者にとってみれば非常に自然ですし、結局ステップメールの管理も楽になりますね。
さて、ここまでの話はステップメールを削除するときに役立つだけのような印象ですが、もっと実践的なテクニックがあります。
それは、「期間限定のオファーをステップメール間に差し込む」という方法です。
といってもカンタンな話で、上のテクニックのちょっとした応用です。
10通目が終わったタイミングで期間限定オファーを開始したければ、以下のような流れにします。
メルマガ1とメルマガ2の間に期間限定オファーメルマガを挿入しちゃうわけです。
メルマガ2とメルマガ3の間でも、メルマガ9とメルマガ10の間でも、好きなところに挿入して構いません。
で、オファーの期間が終わったら、流れを元に戻せばOK。
メルマガ間の読者の流れはメニューからクリックだけで管理できるので、非常に楽にいろんなアレンジができるようになります。
例えば半年に1度のような、定期的なオファーでこの方法を使えばクリックだけで切り替えできて非常にラクです。
これが最初に示したメルマガのように、100通のステップメール原稿を持つ一つのメルマガなんかで管理していると、こうカンタンにはいきません。
で、最初の話に戻りまして。
こういう管理をしているとメルマガの数がどんどん増えていくわけですが、読者もそのメルマガ間をどんどん移動していきます。
ってなると、「あれ?この読者さんはいまどこのメルマガかな…」ということがしょっちゅう起きるんですよね。
っていうか、起きてました…
今までは一つ一つメルマガを開いて探していたので非常に時間と手間のムダだったんですが、今回の横断検索機能で一瞬で見つかるようになりました!
ホント、嬉しいですね。
ワイメールは放っておいても地道にパワーアップしてくれるので、そういう意味でもお勧めのサービスです。
さて、上記のような管理方法の場合、注意しておく点があります。
それは、「内容の異なるメルマガに自動移行してはいけない」ということです。
特電法という法律で、読者の許可なく勝手に新たなメルマガに登録してはいけないことになっています。
例え管理者が同じであろうと、内容の異なる別のメルマガに勝手に移動、登録しちゃいけません。
「内容の異なる」というのは、例えば
「投資のメルマガ」
に登録されていた読者を
「靴屋さんのメルマガ」
に勝手に登録したらいけないということです。
逆に言えば、
「投資のメルマガその1」
の読者を
「投資のメルマガその2」
に登録するのは、単に、続きのメルマガなので何ら問題ありません。
一貫性のある一つのメルマガであれば登録、移動してもOKということです。
読者さんから見て「これは同じメルマガだ」と思ってもらえるかどうかで判断すればいいと思います。
以上、ワイメールの機能アップについてと、ステップメールのプチ講座でした。
これからメルマガを始めたい!という方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
↓
さて、売上を上げるためにはどんなステップメールにするか、そこに独自のノウハウがあります。
詳しく知りたい方は、僕のメルマガにご登録くださいね。
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