「メールってコミュニケーション手段として
もう終わってるんじゃないの?」
「今から読者獲得や情報配信するなら
やっぱりLINE@じゃないですか?」
って思っている方は失敗する可能性があります。
一度これを読んでみてくださいね。
目次
今回の話は動画にもしてますので
動画で学びたい人はこちらをどうぞ。
そもそも、LINE@とメルマガが
なぜ比較されるのか、まずは
LINE@とメルマガの共通点について
簡単にまとめておきます。
LINE@もメルマガも、読者(LINE@は友だち)へ
一斉配信ができます。
またこの一斉配信は、
配信者の自由なタイミングでできるので
キャンペーンの告知などに非常に便利な
マーケティングツールになります。
ブログだと、訪問者がアクセスした
タイミングで読むことになるので
読んだときには既に終わっている…
という情報もたくさんあるわけですね。
全く同じ内容をブログで読むのと
LINE@やメールで読むのとでは
「プライベート感」が異なります。
LINE@もメールも、ある程度プライベート感を
出すことのできるメディアですので
こちらからのメッセージを伝えやすい
という特長があります。
これがブログですとどうしても
「掲示板情報」という印象があって
不特定多数へのメッセージと
受け取られてしまいます。
LINE@とメルマガの共通点を見ましたので
次は違いについて見ていきましょう。
LINE@の詳細に関しては
2年ほど前にLINE@のメリット・デメリットについて
まとめていますのでこちらも参考にしてください。
重複する部分もありますが
この記事ではLINE@とメルマガの
違いにフォーカスしてみます。
実は世界的にはこのメルマガの長所に
再び脚光が当たっているんですよ。
メルマガのメリットの前に
まずはLINE@のメリットについて。
メルマガ、すなわちメールは
現在では必ず相手に届くわけではありません。
理由は様々で、代表的なものだけで
この点LINE@は相手がブロックしない限り
必ず届きます。
「そもそもメールを読んでいない」については
「LINE@を読んでいない」可能性もありますが
これについては「既読」機能がありますから
これもほぼ解決できます。
上でもう書きましたが(笑)
既読が分かるというのがLINEの
大きな特長の一つです。
単にスマホを開いているだけでも
既読がついてしまうことがあるので
本当に読んでいるかどうかまでは
定かでないものの、状況が分かりにくい
メールとは全然違いますよね。
マーケティング上、既読が分かれば
「開封率」が分かります。
開封率がわかれば、どんな内容を送れば
読んでもらえるか、改善のための
貴重な情報が得られます。
LINE@の大きなメリットの一つです。
なお、メールも「HTMLメール」を使えば
開封率を計測することは可能です。
ですが、そもそもHTMLは部分を
開いてくれないメールリーダーもあって
開封率の精度はLINE@よりも落ちます。
LINEはメッセージアプリとして始まりましたから
メッセージを送ったり返信したりはお手の物。
もちろんメールでも送信返信はできますが
LINEよりもひと手間かかりますし
ちょっと堅苦しいイメージもあるかもしれません。
メールに比べればLINEの方が
気楽に返信できる分、読者との距離感が
近いのがLINE@の特徴です。
そのため、
その人自身の個性を売りたいような場合は
メルマガよりもLINE@が適しているかも知れません。
ただしこれは、後ほどお話しするように
逆にデメリットにもなるんです。
では、LINE@に置き換えれば全て解決するんでしょうか。
いいえ。
むしろいまだにメールが優位だと言えるのです。
ご存知の方もいると思いますがメール配信サービスでは
「ステップメール」という機能が使える場合があります。
ステップメールというのは、読者登録から
「◯◯日目にこの原稿を配信する」
という脚本のようなもので
例えば読者登録日から一定期間の
メルマガ講座などを開催できます。
これにより、全ての読者にカスタマイズしたタイミングで
情報発信、ブランディングなどを効果的に
行うことが可能になります。
ふーん…って思ってるだけかもしれませんが
これが、めちゃくちゃ凄いんですよ。
もっと高度なメルマガ配信サービスでは
決済サービスまでほぼ自動化できて
いわゆる「マーケティングオートメーション」が
できます。
読者への情報発信、商品・サービスのオファー、
決済などを自動化できれば
本業である「サービス提供」に注力できますよね。
これでFPにとっても顧客にとっても
非常に嬉しい状況を作れます。
残念ながら、LINE@でそこまで高度な仕組みを
作ることはまだ難しいようです。
LINEステップのようなサービスも
あるにはあるようですが…
LINE@では「自動応答」や「自動返信」はできますが
ステップメールと比べると機能が違いますし
これだけで仕組みを作るのは難しいですね。
LINEはプライベート、メールは仕事の連絡手段
というイメージが強いのではないでしょうか。
ステップメールの話をしましたが
仮にLINE@で同様の事ができたとしても
LINE@で毎日ビジネス講座みたいなのが届いて
果たして真剣に読んでくれるかどうかです。
LINEって、プライベートで気軽なもの…
という印象を読者が持っている限り
堅い話題を送ってもスルーされるか
最悪ブロックされる可能性も高くなります。
一方メールならビジネスメールも
日々頻繁に飛び交っていますので
ビジネス的な内容を配信しても違和感がなく
読者にすんなり受け入れてもらえる可能性が高いです。
もちろん業種にもよるとは思いますが
FPのようにお金の話とかちょっと堅い話題を配信するなら
やっぱりメルマガの方が適しているのではないでしょうか。
LINE@とメルマガを見てきましたが
やはりメルマガには捨てがたい優位性があります。
かといって、デメリットがないわけではなく
特に「届かない」場合は致命的になります。
そこで、このデメリットを解決するには
どうすればいいのでしょうか?
逆に言えばデメリットを解消できれば
メールには優位性しかないということになります。
この問題を経血一番大きなポイントは
「最初に与える」
ということです。
与えるのは、読者が欲しがるものであれば
なんでも構いません。
PDFでも、秘密の音声や動画でも
メールで受け取れるものであれば
なんでもいいんです。
とにかく何か読者プレゼントを
登録してくれた直後に
メールで渡すんです。
そうすれば、仮に何らかの理由で
メールが届かない場合でも
読者自らがそれを解決してくれます。
メアドが間違っていたら
正しいメアドで再登録してくれます。
迷惑メールに入ってしまっていたら
迷惑メールにならない設定をしてくれます。
サーバーに拒否されたなら
サーバーが異なる別のメールで
再登録してくれるでしょう。
とにかく、読者が受け取りたいと思う
情報を届けるのが最優先なのです。
これで、メールのデメリットの多くは
解決できるんですよ。
そうなれば、やはりメルマガが最強
ということになってきますよね。
逆に、いくらLINE@が届くからといって
読者がウザいと思う情報ばっかり送ってたら
速攻ブロックされてしまうでしょう。
結局は、読者とのコミュニケーションの
問題なのかもしれません。
LINE@とメルマガの一番の違いは
やはり読者との距離感です。
使い方次第でLINE@も強力なビジネスツールになりますが
今はまだメルマガとの併用が有効で
TPOによって使い分けるような活用法になるでしょう。
もし、LINE@かメルマガかの二者択一なら
迷わずメルマガでOKです。
特にFPのようなお金を扱うような
ちょっと真面目で堅いイメージの職種なら
断然LINE@よりもメルマガの方がいいでしょう。
ということで、FPの皆さんは
安心してメルマガを始めてください。笑
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