あけましておめでとうございます。
行列のできるFP事務所プロデューサーの林です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
目次
先日、こちらの日本FP協会の継続教育セミナーの開催案内
をしましたが、こちらの講師を僕が担当します。
で、せっかくたくさんの人の前でお話できる機会ですので、僕のメルマガ読者さんに「どんな話を聞きたいですか?」というアンケートを年末に取ったんですね。
アンケートの中にどのジャンルについて聞きたいですか?という項目があったんですがブログが半分、SNSが半分、メルマガに至っては「ゼロ」という…(苦笑)
なるほどそういう意識なのかぁ、と改めて思い知らされました。
アンケートを取ってみて、本当によかったです。
僕のメルマガ読者であれば、ネット集客やマーケティングへの意識が普通のFPよりは高いはずです。にもかかわらず、メルマガに目が行かないとは…。
ちょっとショックでした。
となれば、普通のFPなんて、メルマガという発想すら無いに違いありません(笑)
僕は収益の大半がメルマガからですし、FP以外でも個人起業していてうまくいっている人の多くがメルマガ発行者です(LINE公式の方も多いですが、本質は同じなんで省略します)。
メルマガはやらなきゃ損、という生ぬるいレベルではありません。メルマガはやらなきゃ生き残れない、という死活問題のレベルです。
にもかかわらずメルマガへの関心が薄いのはとにかく「メルマガは目立たないから」だと思います。
ブログなら検索したら出てくるので、わかりやすいですよね。またSNSで、ものすごいフォロワーを持っている人の投稿も、目立ちます。
でもみんなそういう「目立つこと」「分かりやすいこと」「表面的なこと」に騙されちゃうんですよ。
で、なかなか成果が出せずに諦めてしまうという…
非常に、もったいないですね。
僕はこの目立たないけど大事なところ、本質的に重要な部分を毎度毎度、繰り返しているつもりですが、まだまだ「伝え足りない」ということがよーく分かりました。
なので、継続教育セミナーでは、絶対メルマガの話をします。
メルマガがなぜ集客や信頼獲得に重要なのかという点について、分かりやすく、かつ本質を突いた話をするつもりです。
FPなんて、存在自体、そもそも目立たないですよ。
目立つのはごく一部の人だけで。
で、FPの役割といえば、お金を整えようとか、節約しようとか、家計簿つけようとか、とにかく地味ですよね(笑)
でもそこが一番大事じゃないですか。
地味なところは大事じゃない、目立つところ、派手なところが大事だといったら、大半のFPは無価値ということになってしまいます。
そんなことないですよね?
集客だってそうです。
目立たないメルマガが、実は一番強力で、重要なんです。
ついでにもう一ついうと、SNSだけではなかなか集客できないです。
SNSで集客するには、セミナーなどワンクッション置くか、あるいは「ネットワークビジネス」的に繋がり自体をマネタイズするか。
ぐらいです。
ネットワークビジネスが悪いとはいいませんが、抵抗がある人も多いと思うし、FP的にはどうかなとも思います。
なので、FPはせいぜいセミナーに誘導するぐらいかなー、と思いますね。
で、セミナー内でクロージングする方法を別途考えるようにすればいいですが、これも間接的な方法なので割と準備と労力が必要になります(なので面倒くさがりの僕はあまりやりません)。
ちなみにセミナー経由でうまくいっている人は、セミナー参加者にメルマガ登録をしてもらってます(僕のコンサル生さんも、そうやってます)。
セミナーで仲良くなって、そこからメルマガで継続的にフォローして成約に結びつける。
結局、最終的に破壊力を持つメディアは「メルマガ」なんですよ。
ここはもう、何度強調しても、し足りないと思うので(アンケートでもそれが分かりましたので)新年早々、繰り返しておきますね。笑
セミナー集客をしないなら、SNSは肩肘張らずに「仲良くなるツール」と捉えればいいです。
SNSなんて、それぐらいで十分です。
SNSについて過度な期待や誤解をしている人は「SNSはSNS運営者のためのメディア」ということを忘れないでください。
あれは運営者がバカみたいに儲けるための道具です。そこを勘違いしないようにしましょう。
可能な範囲で、SNSも上手に活用したらいいですが、あくまで、他人のふんどしで相撲をとっているだけなので過大な期待をしてはいけない、ということですね。
人は派手な所に目を奪われがちですがFPならしっかりと本質を見据えましょう。
ということで、今年はぜひメルマガを、始めてください。
「いつか始める」のいつかは死ぬまで来ません。
今、始めましょう!
ちょっと話がそれますが、周燕飛氏の「貧困専業主婦」というのが去年話題になりましたよね。
実は日本人は、精神的にはともかく、どんどん(物質的、金銭的に)貧しくなっています。
日本の中だけにいると気づきにくいですが、周辺のアジア各国がものすごい勢いで成長していて、相対的に貧困になってきているわけです。
それは日本の少子高齢化などの人口構成云々もあるでしょうけど、もっと根本的な問題は
「チャレンジすることを忘れたから」
だと僕は思っています。
高度成長やバブル時代、一時期、日本は世界の頂点に立っていました。
それで有頂天になって、家族、地域社会、会社組織、政治家、官僚などなど社会のあらゆるところで、
「できるだけチャレンジしない」
「任期満了まで穏便に過ごす」
「チャレンジみたいな面倒なことより、何もしなくてもお金(退職金や年金)をもらう方法」
のような仕組みやマインドが蔓延してしまったんだと思うんですよね。
その証拠に、海外では当然の合理化がまだまだ全然できてません。
例えばアジアでは当然のようにリーズナブルに使える家事サービスが、日本ではまだまだ「珍しく」「高価な」サービスです。全く産業として成熟していません。
ですので、働きたくても精一杯働けない人(特に女性)が多いのも日本の特徴です。
また高度成長期の「思い出」をひきずっているため、いまだに製造業重視の社会構造です。したがって本来は大きく成長する余地のあるサービス業の生産性が低く、効率化、合理化できていません。
今現在、米国のIT巨人に全くかなわないのも、インターネットという新しい媒体をサービスとして使う発想が無かったからです。
i-modeはかなり頑張ったほうですが、その後が続かなかったのは「インターネットなんて虚業だ」「製造業こそが日本のあるべき姿」などと半ば真剣に思っている人が多数だったからです。
チャレンジというのは常に「少数派」です。でもその少数派の一部が、将来の可能性を秘めているのです。今はGAFAと言われ恐れられている企業も、最初はごくごく小さなスタートアップ企業でした。
多数派の意見しか通せないのであれば、いずれ衰退します。なぜなら多数派は多数派であろうとするがゆえにチャレンジを恐れるからです。
チャレンジを忘れたら、当然、そこから衰退が始まります。既に日本は、そうとうな勢いで衰退を始めています。
ただ、だからといって悲観する必要もないです。日本はこのまま没落するなどという悲観論者もおられるようですが、それこそチャレンジを忘れた、チャレンジの威力を知らない人なのでしょう。
アジア諸国が、どれだけたくさんの努力とチャレンジを積み重ねて今に至っているのか。だからこそ今こうして日本に肉薄し、追い抜きつつあるのではないですか。
ならば日本もそうすればいいだけのことです。
今は笑い話のように聞こえますが、日本人が、欧米ではなく、近隣のアジア諸国に留学し、真剣に学ぶべき日も近いかもしれません。明治時代、欧米から貪欲に学んだように。
まぁ日本全体がどうとか、個人でそこまで責任を持てませんが、少なくともあなた自身は、前に向かって、チャレンジし続けることで人生を切り開いていくことができます。
逆にチャレンジしなければ人生そこから衰退です。
これをお読みなのであれば、今年はぜひ、「メルマガ」にチャレンジしてくださいね。
詳細はまた今度にしますが、これからはきちんと情報発信できるFPだけが成長していくことができます。
少し長くなりましたがこれにて新年のご挨拶とさせて頂きます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
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