FPのあなたは、Facebookの「いいね」数にこだわっていませんか?

先日、僕の教材(行列のできるFP事務所)の購入者さんで、
Facebookのブログシェアに「いいね!」がたくさんつくけど、
ブログ(リンク)へのアクセスが少ない…

とおっしゃる方がいました。

実は僕もFacebookについてはいろいろ実験をしていて、
その報告も兼ねてFacebook集客について
一緒に考えてみましょう。

目次

Facebookの「いいね」数にこだわっていませんか?

例えばこちらの記事。

「こどもの医療保険」は必要か?かけるなら、どうかければいい?

そこそこのいいね数がありますが、
このいいねはどのように獲得したか、
分かりますか?

答えは「Facebook広告」です。

普段はFacebook広告は使わないのですが、
この記事だけテストで広告してみました。

「え!?Facebookって、口コミじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、
投稿を広告で全く関係ないFacebookユーザーのタイムラインに
表示させることが出来るんですね。

で、たまたまそれを見たユーザーさんが
「いいね」をくれるという仕組みなんです。

上記のエントリで言えば、広告費は2,300円でした。
それで、30いいねぐらいは獲得出来たと思います。

でも、目的は「ブログへの誘導」ですよね。
では広告費を掛けてどれぐらいの誘導が出来たかというと…

はい。
わずかに2クリック!(涙)

1クリック単価がなんと1,150円と、
ありえないぐらい高くなってしまいました(笑)

ということでこの広告は大失敗。

もちろん、僕の広告の出し方が下手なんですが
広告の出し方にもノウハウや工夫が必要、
ということは理解出来るかと思いますね。

あと重要な点としては「いいね」があるからといって
アクセスがあるわけではないということ。

よほどクリックしたくなるような投稿にしなければ、
ほとんどの人は「いいね」だけで終了です。

だから「いいね」ばかり増やしても
それだけでアクセス数が増えるとは
言えないんですね。

アクセスが一極集中しがちなSNS

もう一つ、押さえておかないといけない事実として
SNSの特徴として話題性の高い記事には
短期的に猛烈なアクセスが集まります。

逆に、ごく普通の記事ではアクセスが
全く集まらないこともザラです。

SNSのアクセスにはこうした特徴がありますから、
そもそもそういったアクセスをご自身が望んでいるかどうか
ということも考慮にいれる必要があると思います。

例えば手間暇のかかるサービスの集客に
SNSの拡散力を使うと、仮に集客がうまくいったとして
逆に短期的に顧客が集中してしまい
ビジネスがストップしてしまう危険性もありますよね。

ご自身のビジネスとの相性も踏まえて
SNSの集客を検討したほうがよさそうです。

Facebookでアクセスを集めるための戦略

それでもSNSの拡散力を利用して集客したい!
と考えるなら、
Facebookでアクセスを集めるための戦略としては

  • 話題性の高い記事(拡散力の高い記事)を書く
  • 広告等で拡散力を補助する
  • リンククリックさせる工夫をする

という感じになると思います。

その他の戦略としては

  • SNSの人的ネットワークを活かす
  • とにかく広告で押す

などがあると思います。

順に見ていきましょう。

FPが話題性の高い記事を書けるか?

SNSで拡散されるための必須条件は
「話題性(拡散力)の高い記事が書けること」
です。

ただ、これをFPに求めるのは
ちょっと微妙かなぁ、と思います。

SNSでの拡散は芸能ネタやニュースなどがやはり強いわけですが、
FPが芸能やニュースばかり発信するというのも
おかしな話ですよね。

もちろんそうした記事も中にはあっていいのですが、
FPが書く記事というのは話題性が高いというよりは
堅実なお役立ち記事が多いと思います。

そうなるとSNSでの拡散力も限られてきますから
FPが敢えてSNSの集客を狙うのは微妙かなと思います。

もちろん、記事の拡散力ではなくて
人的ネットワーク力を使った集客も
ありだとは思います。

その場合は、あなたがお持ちのネットワークが
あなたの顧客ターゲットに一致しているかどうかが
大きなポイントとなります。

それが一致していなければ、
いくら友達が多くても集客にはつながりませんので
注意してください。

Facebook広告はFPと相性がいいか?

一方、資金があるのであれば、拡散力はとりあえず無視して
とにかく広告をバンバン打ってアクセスを集める、
ということも可能です。

特にFacebook広告のターゲティング性能は
非常に高いと言われていて、
狙ったターゲットにピンポイントで広告を出せるので
費用対効果は高いと言われています。

確かにFacebook広告を出す時の属性指定は、
「こんなものまで指定できるの!?」
というところまで指定できるんですね。

例えば僕が先日出した広告では
こちらのような条件を指定しました。

子供が生まれたばかりとか、
10代の子供がいる人とか、
これ、ヤバイぐらいの個人情報ですよね。

とにかくFacebookというのは
世界最大の個人情報保有企業ですから、
こうした細かいターゲティングが
可能になっているわけです。

上でみたように拡散力に期待するのは難しそうなので
FPがFacebookで集客する場合は、
Facebook広告の方が相性が良さそうですね。

Facebook広告なら、
あなたの人的ネットワークは全く無くても大丈夫ですから
とにかくお金さえかければターゲットにリーチ可能です。

Facebook広告にはこうしたメリットがあるものの、
以下の点には注意して使いましょう。

  • そうはいっても広告費がかかります。特に最初は試行錯誤も必要ですから、最低でも10万円、20万円ぐらいは、勉強料と思って捨てるぐらいの覚悟は必要でしょう。
  • 広告がうまくいっているかどうかは、費用対効果次第です。あなたが提供するサービスの価格に見合う、顧客獲得コストでなければいけません。

特にFPとして開業したばかりの人が、
いきなり高いフィーをもらうというのは
難しいかと思います。

その状態で広告費をかけても
お金が出ていくばかりですので
お勧めできません。

そこまで無理に集客するぐらいなら、
そのお金を他のところに回したほうが
効率的でしょうね。

Facebookの集客まとめ

今回はいいね数やFacebook広告について
僕が試してみた実験結果から、僕が感じたことを
お話しました。

FPビジネスが軌道に乗ってきたら、
ある程度広告費等を掛けて集客しても
問題ないと思います。

逆に、FPビジネスを始めたばかりの方は、
コツコツとブログ記事を積み重ね、
検索エンジン経由の自然な集客に取り組んだほうが
結局はうまくいくと思います。

急がば回れ。

最初は地道に頑張りましょう。

それでも、ネット集客は他に比べて
早く立ち上がる方だと思います。

プロフィール
行列FPメルマガ

コメントフォーム

名前 

 

メールアドレス 

 

URL (空白でもOKです)

 

コメント

トラックバックURL: 
プロフィール

こんにちは、林FP事務所代表の林健太郎です。ブログご訪問ありがとうございます。

ファイナンシャルプランナー(CFP®)、工学博士(阪大)。ライフプラン相談100世帯以上、個別の資産運用相談等を中心にFP業で収入を得ていますが、ネット集客が得意で北は北海道、南は沖縄まで日本全国に顧客を持っています。

FPは集客が難しいと言われる中、ネットだけで集客に成功しているFPはさらに少ないと思いますが、その秘密をメルマガでお伝えしています。

メルマガ詳細

プロフィール
メディア掲載実績など
FPジャーナル2018年9月号
2018年9月、日本FP協会の機関紙「FPジャーナル」(約20万部)の特集「長期x分散x積立投資を徹底検証」に林の記事が掲載されました。(→プロフィール



PHPPHPくらしラク〜る2017年12月号表紙

PHPくらしラク〜る2017年12月号・2018年1月号短期集中連載の監修をさせて頂きました。(→プロフィール



日経ヴェリタス2016-08-14

日経ヴェリタス2016年8月14日号「確定拠出年金 とことん活用術」にコメントが掲載されました。(→プロフィール



イオンカード会員誌mom 2015年12月号(30万部)に監修記事

イオンカード会員誌mom 2015年12月号(30万部)に監修記事が掲載されました。(→プロフィール



FP事務所ブログが月間16万アクセスを超えました



FP事務所メルマガ読者様が 4,000名 を超えました。



プロフィール詳細はこちら

お問い合わせ
人気記事 月間TOP10
最近の投稿