「稼げないFP」と「稼げるFP」にはどんな違いがあるかご存知ですか?
もちろん、持っている知識やノウハウ置かれた環境の違いなど要因は様々ですが、根本的な違いはそこじゃないんです。
これができていればどんな環境に置かれても成功する人は成功しますし、できない人はどんなにいい環境を与えられても何も成果が出ないでしょう。
それぐらい、根源的な「違い」なのですが、実は誰でも簡単に「なれる」んですよ。
目次
稼げない人の定番の思考習慣をいくつか挙げてみました。
動画で学びたい方はこちらをどうぞ。
↓
俗によく言われる「ノウハウコレクター」と呼ばれる人の思考習慣ですね。
どんな方法であれ、最初は一点突破で成果を上げないとダメなんですが、少しやっては「この方法が悪い」「こんな方法は自分には実践できない」とすぐに諦めて、他の方法に手を出してしまう…。
新たに手を出した方法が「王道」ならまだいいですが、こういう思考を持っている人って、より「楽ができそうな」手法に簡単に飛びついちゃうんですよね。
結果、また失敗すると…。
一つの方法を1年、2年と継続してしつこいぐらいに実践し、それで成果が見えてきたらようやく他の方法も「もっと稼ぐために」実践する、というぐらいの態度でのぞまなければ成功するものも成功しないでしょう。
世の中そんなに甘くないですよ。
自分の置かれた環境を嘆くパターン。
もちろん、状況の厳しさは人それぞれで本当に厳しい人も中にはいるでしょう。
でも、時間というのは自分で作り出すもの。
例えば、今成功している人というのはたとえそれが1、2ヶ月間であっても、本業が終わってから寝る間も惜しんで実践していた、なんてことはよくある話。
ビジネスが軌道に乗れば時間の余裕も出てきますが、最初から余裕が無いと何もできないと勘違いしてるんですよね。
誰だって忙しいに決まってるんですから、最初から余裕のある人なんていません。
どうやって時間を捻出したらいいかを考えないと、いつまで経っても先には進めないでしょう。
これはサラリーマンによくあるパターンですね。
自分が薄給なのは、不景気で会社の売上が伸びないから…という。
まぁ、一見納得できそうな意見なんですが、だったら「自分は」どうすべきか?という思考を停止しちゃってるのが問題。
これは景気動向を冷静に分析していると見せかけて、自分の思考を停止させるための体(てい)のいい隠れみのとして都合よく利用しているだけのことでしょう。
そりゃ、結果なんて出るはずないです。
景気動向なんてのは経済アナリストに任せて、自分のやるべき仕事に集中しましょう。
逆のパターンでいきます。
稼げるのは自分の実力だ、というのも実は危険な思考習慣。
先程、稼げないのは不景気のせいだというのがありましたよね。
もしそう考えるなら稼げているときも景気がいいからたまたまだと思わなければ理屈があいません。
ですよね?
ということは、こちらも都合がいいだけの解釈だということになります。
今稼げてるからいいじゃないか?
と思われるかもしれませんが、確かに今は稼げてるかも知れません。
でも、それが実力かどうかは不明ですし、もし実力でないとすれば、将来(不景気などで)売上が落ちる可能性は高いです。
でも、自分の実力だという思考をしてしまうと将来の備えをしようとしません。
稼げなくなるのは時間の問題と言えるでしょう。
稼げる、稼げないの問題とは少し違うかもしれませんが、資産を持っている場合、それが自分の実力だと思ってしまうとそれも危ない面があります。
コツコツ積み上げて作り上げた資産ならまだ分かりますが、どこからともなく贈与や相続で入ってきた資産なんてあなたの実力とは全く関係ない話であり
あぶく銭みたいなもんです。
それを、あたかも自分の実力による資産や財産だと思うと、危険極まりないですね。
そういうのを当て込むから、不幸になっていくんです。
そんなものはハナからない、というぐらいの気持ちで普段は接するのがいいですね。
以上、稼げない人の思考習慣をいくつかピックアップしてみましたが、共通して言えることは
「悪いことだけは他人や環境のせい、というご都合主義」
(いいことは自分の実力。笑)
といえます。
気楽な考え方ですが、結果は出ません。
まぁもちろん、そういう事実もあるかもしれません。
厳しい環境に置かれているならそう考えたくなるというのも分かりますし、実際、客観的に見てそうである場合もあります。
僕は事実を否定したいわけではないんです。
大事なのは、事実の受け止め方なんですよね。
どんな環境であれ稼げない思考から抜け出さない限り、自分で稼げるようにはならないということは覚えておいてください。
なぜか?
理由は単純。
都合の悪い事を他人や環境のせいにしている限り、自分自身でそれを解決していくことは絶対できない
からです。
誰か、白馬の王子様や、百戦錬磨の女神様が目の前にやってきてあなたの「代わり」に問題を綺麗さっぱり取り払ってくれる…
そんな都合のいいことは世界中、どこにもありません。
でも、稼げない人というのはある意味、それを期待しているわけですね。
そしてありえないことを心のどこかで妄想しながら、それが実現しないことに不満を抱き続けているのです。
え?
運のいい人もいる…
って?
まぁ、そうですね…
何十億円も相続して、あっという間に資産家になる人も、いるにはいます。
でもそういう人が後にどうなってしまうかあなたはご存知ですか?
相続後も今までと何も変えず、今までどおり粛々と生活しているならまだいいのですが、「稼げない思考」を持っている人は、これが自分の実力と勘違いしてしまいます。
これが不幸の始まり。
結果、言い寄ってくる人達(中には詐欺師のような輩もいるでしょう)に、身ぐるみ剥がされていくんですよね…
稼げない思考の人は、どんな境遇になっても稼げないという典型みたいなものです。
いいとか悪いとか、関係ないってことです。
簡単に言ってしまえば、上の考えを全部「逆転」させればいいんですよね。
一つ一つ例を挙げていけば
稼げないのは手法のせいではなく、自分の理解が足りないか、やりこみ不足だろう。
稼げないのは景気のせいではなく、潜在顧客への訴求が足りないからだろう。
もしくは、時代に合わせた商品やサービスを提供できてないからだろう。
今稼げていたり、手元にお金があるのは、自分の実力ではなくたまたま運が良かった面もあるだろう。
今後売上が落ちたときに対処する方法を「事前に」考えておこう。
贈与や相続で得た資産は元々自分のものではないから、いざというときのために普段は使わずに取っておこう。
とまぁ、こんな感じになります。
おおまかにいえば、稼いでいる人の思考というのは
「常に、自分でできる部分に意識とパワーを集中している」
ということです。
他人や環境というのは、自分一人の力ではどうしようもないことを理解していますので、とにかく自分でできることに意識と力を集中するということなんですよね。
こういう思考というのは成功するためには不可欠になります。
この考え方ができれば絶対成功するかというと、それほど甘いものでも無いとは思いますが無ければ絶対成功しないでしょう。
これは実証的にも証明されつつある鉄板の「思考法」なんですよね。
詳細が気になる人はこれらの書籍も参考にしてください。
信じようとする意思こそが『変化を起こせる』という信念を築くときにもっとも重要なことだ
(習慣の力 The Power of Habitより)
結局のところ、「自分が変わろう」とする意思がない限り、成功は望めないということなんです。
これまでの話を聞いて
「ちょっとウザいな…」
と思われたかも知れません。
ですが、自分が変わることで流れや人生を変えられることの本当の意味は、ウザいとかウザくないとかそういうレベルの話ではないんです。
考えてみて欲しいのですが、自分が変わる事によって成功できるなら、あなたの成功はあなたが保証しているのであってあなたの人生は他の誰にも支配されてないということになります。
これって凄いことじゃないですか?
これが仮に、あなたが誰かに支配されていて、自分ではどうしようもないのだとすると、もうそれは本当に絶望的な人生ですよね…。
奴隷と一緒です。
でも幸いなことに日本に奴隷制度はなく、「全て人生は自分で切り拓くことができる」んですから、こんな素晴らしいことはありません。
これを「自由」といいます。
そうです。
あなたは日本に生まれてから、今までずっと自由だったし、これからも自由だってことですよ。
その自由を活かすも殺すも全てあなた次第なんです。
さて、気持ちの切り替えはできましたか?
独立FPを目指してみるのも、いいものですよ。
↓
FIREブームの原典「お金か人生か」が暴く「現代の病」とは
外貨建て保険に逆風?金融庁が新たな共通KPIを導入。その中身とは!?
【セキュリティ対策】恐怖!アカウントが勝手に作成された!?対処法と心構えについてシェアします
LIFE SHIFT2 から学ぶ、先の見えない時代のFPの役割とは
知識を積み上げる!年末年始に読み込みたい、お勧め厳選3冊!
「配当節税二重取り」の穴が防がれる?令和4年税制改正大綱で判明。さらなる対策とは?
FPも顧客をお金もちにする?「行動経済学入門」カンタンレビュー
70年代に逆戻り?日本はもう先進国とは言いにくい。個人はどう対策すべき?
【勉強家必見】点から面への読書に進化する方法!「鈍器本」独学大全の魅力と、技法のご紹介
【初心者向け】FPにとってのネットメディアの役割を図解で説明
コメントフォーム