こんにちは。行列FPの林です。
あなたは普段何を重視して生活していますか?
日々の生活の中で、お金のことや身体のことなど、気になることはたくさんあると思いますが、ここでは、時にないがしろにされがちな「時間」の重要性について説明していきたいと思います。
では、僕が独自に実践している「時間作り3ステップ法」という仕組みについてみていきましょう。これは、コンサルにも応用できる大事な考え方ですので、しっかりと理解して実践してみてくださいね。
目次
まずはじめに3ステップ法の仕組みを簡単に解説しますね。
第1ステップは睡眠時間を増やします。睡眠時間を減らして見た目の時間を確保するのではなく、睡眠時間を増やして積極的に日中のアクティブ時間を増やすのです。
そうすることで、日中のパフォーマンスが上がり見た目の時間が減る以上に、アクティブ時間が増える効果が得られます。これからはパフォーマンスを上げることを目的に、睡眠時間を増やすことを心掛けましょう。この習慣に慣れてくれば、昼寝(パワーナップ)により午後のアクティブ時間をさらに伸ばすのも効果的です。
第2ステップでは、パフォーマンスが上がったことで、捨てるものを考える時間が生まれているはずです。その時間で、捨てられるものを考え、実際に要らないものや作業を捨てましょう。さらに有効な時間を増やすことができます。
そして最後の第3ステップでは、新たに生まれた時間で、自分のやりたいことに集中してください。
ここが非常に重要で、時間を増やす大きな目的と捉えてください。これをやることで、人生が充実し好きなことに集中できるため「時間がない」という感覚が消えていくのです。
睡眠時間を増やせば、日中の時間が減る。計算上はそうなりますが、実は落とし穴があって、単に見かけの日中時間を増やしたところで、パフォーマンスが落ちてしまえば元も子もないのです。
日本人はいまだ「24時間働けますか」的世界観を持っている人が多い印象で、睡眠時間を削りがちですが、それではいつまでも「有効な時間」が増えず、うまくいきません。そのことを理解するために、まずは睡眠時間の害について理解を深める必要があります。
以下の話は主に「スリープレボリューション(アリアナ・ハフィントン著)」から引用しています。より詳しくは書籍を参考にしてくださいね。
睡眠が少ない都市ランキングでは、東京の睡眠時間は5時間45分と、あまり良くない結果となっています。これは他の世界的な都市と比べても少なく、パフォーマンスが低いことを表しているといえます。
実際、少し足りない程度の6時間睡眠の継続は睡眠不足の蓄積といえ、6時間睡眠を2週間続けると24時間眠っていない徹夜の状態と同じで、パフォーマンスが大きく低下することがわかっています。
24時間眠ってない人は、酒気帯び運転を上回るほどパフォーマンスが悪化しており、つまり東京都民のパフォーマンスは酒気帯び運転レベルと言っても過言ではないでしょう。
適正な睡眠時間は個々人で異なりますが、一般的に7時間以上といわれています。まずは、平均1時間以上、睡眠時間を増やすことが目標としましょう。
また、睡眠不足は疾病のリスクも増やします。睡眠不足は中毒性のあるタバコのようなもので、まさに「百害あって一利なし」といえます。
睡眠時間を1時間増やして充分な睡眠が得られ、日中のパフォーマンスが1.5倍になると仮定しましょう。
元々、仕事にあてていた8時間から1時間睡眠に充てたとして実働が7時間になったとしても「7時間×1.5=10.5時間」に増える計算となります。
まさに、睡眠時間を増やすことは、睡眠に費やした時間が日中に戻ってくるというリターンの大きい「投資」といえます。お金を使うわけでもなく、日中気持ちよく仕事ができるようになるので、これ以上の投資も考えにくいです。
最近コロナの影響で、リモートワークの人も増えてきていると思います。今まで通勤に費やしていた時間は、仕事に充てるのではなく不足していた睡眠時間に充てましょう。
その上で、仕事など他のことに時間を使うのは構いませんが、必要な睡眠時間を確保することを最優先に実践してください。
夜中までの仕事など言語道断です。効率よく仕事するためにも、寝ることを優先的に考え、時間のない人こそ「早く寝る」と気持ちを切り替え、生活環境を思い切って変えることが必要です。
ステップ1の睡眠時間を増やすことで、日中の「アクティブ時間」が増やせたはずです。ではその増えたアクティブ時間を使って、まずやるべきことは「捨てる」ことです。
パフォーマンスが上がったことで生まれた時間で、仕事などの中に無駄な作業や余計な待ち時間が無いか考えてみましょう。
忙しいときは余裕もなく考えることも難しかったかもしれませんが、効率を上げた次は「要らないものを捨てる」という作業を強くお勧めします。
似た仕事をまとめて処理することで準備時間を捨てることができ、別の楽で早い方法を試して無駄な時間を捨てることができます。
なお、何をやったらいいかわからない、という方はまず「整理整頓」してみてください。仕事の整理整頓でも、作業環境の整理整頓でも、趣味の整理整頓でも、何でも構いません。今まで手つかずだった整理整頓に、着手してみましょう!
長く取り組んでいるけど成果が出ない仕事は捨ていい可能性が高いです。
「要らないような気もするけど、要るような気もする」そんな仕事もあると思います。
そんなときは、一度捨ててみましょう。そしてもし本当に必要だったらまた始めればいいだけです。
再度始めたとしても本来要らなかった部分が削ぎ落されることもあり、結果、部分的ですが、要らないものを捨てたことにもなります。
また、その仕事がIT技術や機械で置き換えが可能かを検討することも重要です。仕事を捨てることはできないけど別の手段に置き換えて、効率良く仕事をすることで、新たな時間を生むことも可能です。
このように、効率化することも捨てるという作業と同じ効果があります。
外出して買い物に出かけることをネット発注するだけでも出かける時間が不要になります。場合によっては配送料がもったいないと思うケースもあると思いますが、「時間=お金」と考え、自由な時間を増やすことが非常に重要です。
いよいよ最後のステップです。ここまでくれば、日中のアクティブ時間が相当増えているはずです。ではその時間で何をしましょうか?すごく楽しみですね!
捨てる作業をする場合、わくわくしないことから捨てるようにしましょう。
それは本当に自分のやりたいことか?本当に楽しいと感じているか?ときには、自問自答してみると今まで自分でも気づかなかったことに気づくこともあるでしょう。
やりたくないけどやらされている仕事は捨てる筆頭候補です。会社にいるとそういう作業も必要なので、すべて捨てることは無理かもしれませんが、何らかの形で「捨てる」ことを考え、できる限り実行するようにしましょう。作業自体をなくすことができなくても、作業を減らしたり、あるいはお金を払ってでも他の人に手伝ってもらうのもよい方法です。
やりたことがあって資金に余裕があっても、時間がなければ実現の可能性は低くなります。やりたいことに集中する時間を確保できれば、実現の時間はたっぷりあります。
時間ができたら、自分のやりたいことをやる!これが人生のモットーともいえます。人生におけるライフプランの実現にも同じことといえるでしょう。
「時間がない」は、正確に言えば「自分のやりたいことをやる時間がない」です。
それがやりたいことかどうかは主観に依存しています。
そのため、やりたいことに向かっている間は気持ちも充実していて「時間がない」とは思いません。自分の好きな趣味に熱中しているとき、時間がないと思うことは決してありません。
その事実から考えれば、上記3ステップが完成するころには、「時間がない」という感覚が消えているはずなのです。実際今の僕も、仕事や作業はたくさんあって毎日仕事してますが、「時間がない」という感覚はほとんど消えてしまいました。
1.まず睡眠時間を増やそう!
睡眠はパフォーマンス向上への最高の投資です。パフォーマンスが上がれば必ず日中の自由時間が増えてきます。まずは、睡眠時間を1時間、いや30分でもいいので、増やすことから始めましょう。
2.思い切って捨てよう!
仕事の中で無駄な作業を捨てることを実践しましょう。そもそもその仕事は必要なの?と一度疑ってみて、捨てられる作業をみつけて新たな時間を確保しましょう。
3.やりたいことに集中しよう!
「時間がない」という考えはあくまで主観です。やりたいことをやっていれば「時間がない」感覚は自然と消えてきます。
この3ステップを実践すれば、時間を浪費することなく有効に使い、人生を楽しく豊かに送れるようになるでしょう。
自分のやりたいことに時間を使うことで、時間に支配される立場から、時間を支配する立場に変わります。
「やりたいことを全部やる!時間術」(臼井由妃著)
早速今日、ステップ1の睡眠時間を増やすことから始めてくださいね!
FIREブームの原典「お金か人生か」が暴く「現代の病」とは
外貨建て保険に逆風?金融庁が新たな共通KPIを導入。その中身とは!?
【セキュリティ対策】恐怖!アカウントが勝手に作成された!?対処法と心構えについてシェアします
LIFE SHIFT2 から学ぶ、先の見えない時代のFPの役割とは
知識を積み上げる!年末年始に読み込みたい、お勧め厳選3冊!
「配当節税二重取り」の穴が防がれる?令和4年税制改正大綱で判明。さらなる対策とは?
FPも顧客をお金もちにする?「行動経済学入門」カンタンレビュー
70年代に逆戻り?日本はもう先進国とは言いにくい。個人はどう対策すべき?
【勉強家必見】点から面への読書に進化する方法!「鈍器本」独学大全の魅力と、技法のご紹介
【初心者向け】FPにとってのネットメディアの役割を図解で説明
睡眠不足の件は現在私自身が病気になり倒れ、睡眠不足が悪影響であることは分かっていたものの実行ができなく倒れてから認識しだしました。今は8時間以上は絶対に睡眠を取るように主治医から指示されています。何十年も5~6時間程度の睡眠であればパフォーマンスが悪化するのも当たり前ですね。酒気帯び運転を上回るほどの悪影響とはびっくりしました。現在、日中の時間が増えるのも実感しております。更に時間が創出されることで捨てる作業ができ、すぐに効率化になることも実感し励行しつつあります。今回ブログを読んで、自分の頭の中では分かっていた行動が出来なく今回倒れて睡眠不足のことを理解し、またこのようなブログを読めたことで自分の中で不明確(時間の創出⇒捨てる作業⇒効率化⇒充実した人生)であった考えが明確に理解出来ましたことに大変感謝申し上げます。今後励行することで体調も良くなり充実した人生を送れると思います。ありがとうございました。
貴重なコメントを頂きましてありがとうございます!
少しでもお役に立てたなら、大変うれしく思います。
今後とも行列FPをよろしくお願いいたします。