主婦起業が「甘い」と言われないための3つのポイント

主婦起業、女性の在宅起業が流行っていますが
これは女性の社会進出や少子化(子供のない夫婦)、
また現在では共働き世帯が半数以上と
働く女性が増えてきたことによる影響が強いのでしょう。

主婦(主夫)で過ごそうと考えていたとしても
周りの女性友達がどんどん働きに出るようになれば
焦るようにもなります。

でも甘えは禁物です。

こんなこと、考えていませんか?

目次

主婦起業が失敗する理由

僕は男性ですが、女性起業家の知人もいますし
なかなか厳しい言葉も聞いたことがあります。

そうした観点から、主婦起業の問題点と
成功させるポイントを見ていきます。

旦那の稼ぎに依存

まず、よく言われるのがこの
「旦那の稼ぎに依存している」という点。

これは男性の僕だからというワケではなく
女性起業家からも漏れ聞こえてきます。

収入のある世帯主(主に夫)には
家族を扶養する義務があります。

したがって、配偶者(主に妻)の食費や被服代
子供の養育費等を払うのは当然で
これは法律でも定められている義務です。

なので、生活費の範囲内のお金であれば
別に気負うことなくもらえばいいわけです。

でも、それが起業費用となればどうでしょうか?

それは生活費の範囲でしょうか。

生活費というのも曖昧な定義ですので
例えば生活保護で考えてみましょう。

東京都で一人暮らしの場合、住宅は別として
生活費扶助は約8万円となっています。

8万円で食費や被服代となると
ちょっと少なすぎる額のようにも思いますが
法で定められている最低限とは
こんなものなのです。

であれば、世帯主が配偶者の起業費用まで
払うべき義務は無いと考えるのが自然ですね。

扶養の範囲を超えているということです。

それでも旦那のお金を使って
起業したいなら…

もちろん、旦那さんに理解があれば
出してもらえるでしょう。

でもここで、生活費の延長ぐらいに考えて

「出してもらって当たり前」

と考えると、甘いと言われてしまいます。

起業したいなら、少なくともお金に関しては
シビアに考えるべきでしょう。

ちなみに、いかに配偶者とはいえ
生活費を超えたお金の移動は
「贈与」とみなされる可能性もあることは
FPなら理解できるはずですよ。

インプットばかり多く、アウトプット(行動)は少ない

セミナーや教材、コンサルばかり受けて
学びやインプットはしっかりするものの
アウトプットは「忙しいから」という言い訳で
全くしなければ「甘い」と言われても仕方ありません。

ここに気づかず、インプットばかりしている人は
セミナージプシーになったり
ノウハウコレクターになってしまったり
してしまうでしょう。

起業で大成功までとはいかなくとも
少なくとも黒字にしたいならば
インプット1に対してアウトプット(行動)は
最低10以上なければなりません。

つまり、1日セミナーに行ったら、
それに対して最低10日以上は行動しないと
結果なんてついてくるはずがないのです。

1対10でも少ないぐらいで、
特に最初は行動力が求められますから
意識を変える必要があります。

インプット過多になってしまうのは
それにお金と時間と労力という「コスト」がかかっている
意識が薄いからかもしれません。

これは先程の、旦那のお金を使っているから
という意識も影響しているかもしれませんね。

もし主婦起業ではなく、会社の従業員が
経費でセミナーに行ったなら、ちゃんとした報告や
それに伴うアウトプットが求められるのは
当たり前の話でしょう。

そうした、社会で普通に行われている
当たり前すらできないようであれば
起業など成功するはずもなく
甘いと言われても仕方ありません。

主婦起業を成功させる3つのポイント

ちょっと厳しい話から入りましたが
逆にいえばこれらを克服することで
主婦起業の成功確率はぐんと高まるはずです。

お金をきっちり管理する

僕は別に、主婦起業で旦那のお金を
使ってはいけないと言っているわけではありません。

あなたに最も近い理解者であり
もっとも審査が甘いであろう(笑)
旦那のお金を使おうという戦略は
当然最初に考えるべき選択肢です。

ですが、冒頭のように甘い考えでは
成功するものも成功しません。

そこで、旦那と金銭消費貸借契約や借用書を交わし
あなたの事業に出資してもらう、という形を
取ることをお勧めします。

たとえ旦那であっても「借金をしている」
という意識で望めば、お金に対する気持ちも
全く変わってくるでしょう。

例えば
「カフェで話をするのも、エステに行くのも必要経費」
だという主張があるとします。

別にこれ自体、本当に経費かもしれないので
僕は否定も肯定もできませんが
借金で得たお金を使うなら
本当に経費だろうかと真剣に考えることが出来ます。

本当に必要経費だとすれば
出資者である旦那さんにも自信を持って
説明が出来るはずですよね。

またこの練習は、後々頭を悩ませる
税金対策にも生かされてきます。

ビジネスが軌道に乗り、利益が増えてくれば
税務調査が入る可能性も当然あります。

そのときに、旦那にすら説明できないような
「なんちゃって経費」は
否認される可能性も高まるでしょう。

とにかくビジネスである以上は
お金に対してとことんシビアであるべきなのです。

これが主婦起業の成功確率を
高める秘訣の一つです。

覚悟と本気度を見せる

いくら在宅で出来るような起業であっても
やはりしんどい場面は数多くあります。

それを乗り切るだけの覚悟と本気がなければ
どんなことだって成功するはずはありません。

例えば普通に就職してキャリアアップする道があるのに
なぜ敢えて起業を選ぶのでしょうか?

キャリアアップだってもちろん困難な道のりですが
少なくとも先輩や上司に相談はできます。

これが起業の場合
良いメンターを見つけない限り
相談相手は限りなくゼロに近い。

したがって、なんでも自由にできる反面
自分で決めなければ「なんにもできません」。

もちろん起業といっても形は様々
目標もいろいろでしょうから
どれぐらいの覚悟と本気が必要かは
分かりません。

ただ、どんな事でも壁にはぶち当たります。

努力してそれを乗り越える覚悟が無いなら
普通に就職するかパート等で働く方が
楽だと思いますよ。

ちょっと厳しく聞こえると思いますが
起業がダメだと言っているわけではなく
当然起業なりの良さもあります。

組織には馴染めないけど、自分の意志が堅いなら
起業の方が向いている場合もあるでしょう。

どんな会社もやっていない、
全く新しいビジネスは起業でしかできません。

また、従業員とは異なり
成功すれば収入も青天井という
やりがいもあります。

いずれを選ぶのもあなた次第ということになりますが
何を選んでも「楽な道なんてどこにもない」ということは
覚えておいてください。

え?
主婦が楽ですって?

旦那の収入しかなく
それに全面的に依存しているのですから
決して楽ではないですよね…

女性ならではの良さを活かす

最後に主婦起業ならではの良さとして
女性の良さを活かせるということがあります。

僕が女性でがんばっている人を見て思うのが
集客に関しては女性というだけで
アドバンテージがあるということ。

これは女性特有の美しさや優しさ、
コミュニケーション能力の高さが
関係していると思います。

男性はどうしてもこの部分が弱くて
集客も女性より苦労することに
なりがちですね。

このようなメリットもありますから
主婦起業の「甘え」を払拭できるなら
やってみる価値は十分あるでしょう。

ここまで書いてなんですが、
最悪失敗しても旦那の稼ぎがあるわけですから
死ぬことは無いのです。

甘えは禁物ですが
そういう意味で、男性にはできない
いろんなことにチャレンジして欲しいですね。

女性や主婦に人気の在宅起業法も
こちらの記事にまとめていますので
ぜひ参考にしてみてください。

女性・主婦に人気の在宅起業の種類とは?

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