主婦や子育て中のママさん女性に人気の在宅起業について、その種類をまとめてみました。
もともと起業というからには新しいアイデアで始めるものかもしれませんが、今まで新しいと言われてきたビジネスでも、既存のビジネスを改良したものがほとんどです。
ですので、これら在宅起業の種類を知ってそれらを足がかりにしたり、参考にすることは決して無駄にはなりませんし、ある意味王道と言えるでしょう。
目次
主婦や子育て中のママさんに人気の在宅起業。
女性に向く在宅起業にはどんな種類があるのかまとめてみました。
僕の知り合いの女性も在宅から始めてコツコツと実績を伸ばし、起業されている方(もう主婦とは言えませんね)もおられます。
その前にそもそも在宅起業ってなんだろう、メリットってなんだろうという点についてお話しておきます。
この前提知識がなければ、闇雲に「高報酬が狙えるビジネス」に飛びついて失敗しかねませんので。
まず大事なことですが「今日から起業します」といって1日で起業を成功させることはできません。
もちろん今日から起業を「目指す」ことは誰でも自由にできますが、それは起業で成功した状態ではないですよね。
まず起業とはどういうことかですが、恐らく多くの方は「法人化に成功した女性」をイメージするのではないでしょうか。
「◯◯さんは、今では株式会社◯◯の社長で毎年の売上もすごいみたいよ」
というのが、女性起業家の典型的な姿でしょう。
となると、法人化できるぐらいの収益を目指すというのが起業のルートと言えそうです。
ただ、先程も言いましたが、今日始めていきなりそれだけの収益が上がるかというと、それはさすがに無理ということぐらい子供でも分かります。
また、法人成りレベルで売上を上げるには相当の努力が必要なのも当然です。
いきなりは無理ですので、最初は「副業」から始めるというスタンスで問題ありません。
副業から始めたけど収益が膨らんで、法人成りしたという方はいくらでもいます。
また、ビジネスには「相性」というものがあり、これは少なくとも1度はやってみないと相性の良し悪しが分かりません。
いきなり大きなお金と時間を投入してしまうとたくさんのビジネスを経験できませんから、まずは小さく副業から始めて、合わないと思ったら別の副業にチャレンジしてみましょう。
在宅起業を目指すなら、大事な視点は
どこまでいっても小さいままのビジネスでは起業はできませんからね。
それで女性にあうものを選べば言うこと無しでしょう。
最初は副業で月5万円ぐらいから始め、うまくいきそうなら投資や顧客領域を拡大して月10万円、20万円…と売上を伸ばしていきましょう。
在宅起業を選ぶ理由として大きなのが、私生活との両立を目指すことでしょう。
お金を得るという意味ではパートで働いたり正社員で働くのが堅実で収入の立ち上がりも早いです。
ですがパートと言っても職場には行きますから、小さなお子さんはどこかに預けないといけません。
正社員ならなおさら、難しい問題になります。
家事、育児、PTA活動をこなさないといけない主婦、ママさんはただでさえ忙しいですから、とにかく時間や場所の制限は極力避けたいですよね。
在宅起業が可能なビジネスならこれらを解決できます。
大まかに言えば
ネットを手段として利用する
ということです。
ネット自体が稼げるということではなく、ネットは時間や場所に縛られないための効率化の手段だと理解してください。
オンラインでつながってしまえば場所の縛りはなくなります。
自宅のパソコンでできるのはもちろん、モバイル環境を用意すれば外出先でも仕事はできます。
「パソコンは苦手なんですけど…」
という場合でも、仕事を選べば大丈夫。
あとでいくつか在宅起業ビジネスの種類を説明しますが、パソコンが苦手な女性向けのビジネスもありますので。
これはビジネスの種類によりますが、スキマ時間を有効活用できるビジネスは世の中にたくさんあります。
時間を有効活用している女性はパソコンを上手に利用しています。
また、時間の制約を受けない仕事もパソコンのスキルが高いほど有利に進めることができる事が多いです。
パソコンに限らず、IT(情報技術)を活用できるだけで、時間の活用は驚くほど進むでしょう。
在宅起業家を目指すなら、パソコンやITをスキルの向上も一緒に考えることをお勧めします。
とはいえ、それほど難しく考える必要はありません。
例えば僕の知り合いのFPさんは本当にパソコンが苦手でしたが(最初はコピペすら分からない状態)今では独自ブログを運営するまでにスキルを向上させています。
その彼女は少人数セミナーやオンラインサロンの集客に成功していますから、パソコンが苦手でも少しずつ勉強すればなんとかなるということですね。
在宅起業の魅力やメリットを見てきましたが、在宅起業にはもちろんデメリットもあります。
デメリットを見るのはイヤかもしれませんが、起業を考える上で避けては通れません。
また、事前にデメリットを把握して対策すれば、後々しんどい思いをせずに済む可能性も高まります。
ですので、面倒がらずにデメリットについてもきちんと把握しておきましょう。
先程メリットのところでも少しお話しましたが、時間を有効活用している女性はパソコンやITに対するアレルギーが少ないようです。
もちろん、スキルはそれぞれなんですが、効率の良いアプリを使いながら柔軟に時間管理やスケジュールをしていますね。
少数派とは思いますが、全くパソコンは使わず、クラウドアプリも使わないとなれば作業効率はどうしても落ちてしまいます。
例えば今ではGoogleカレンダーなどを活用すれば、スマホひとつで家族全員のスケジュール管理が簡単にできます。
それすらやらないのであれば、ダンナさんとのスケジュール調整も手間取ってしまうことになります。
余計な時間や労力は極力なくし、余った時間は全力で在宅起業活動に投入する。
成功している女性起業家の必須条件です。
これはある意味嬉しいデメリットですが、今、ダンナさんの扶養に入っている女性はご自身の収入が増えると扶養から外れてしまいます。
扶養から外れ、個人事業主となると
払うべき税、保険料が増えますからライフプランにも影響します。
しっかりと計画するようにしてくださいね。
ただ、在宅起業するわけですからこれはあくまで登竜門。
一つステップアップできたなぐらいに、前向きに捉えればいいと思います。
期待と夢いっぱいで始めた在宅起業ですがそう簡単には稼げないことも多いです。
ですが、これはある意味当たり前。
誰でも簡単、すぐに起業できるなら誰も苦労しませんからね。
特に、後々大きく伸びる可能性のあるビジネスほど最初は苦労する傾向があります。
逆に即金系ビジネスはハードルが低い分、伸びしろは少ないということです。
どちらを選ぶかは目的や好みの問題ですが、長い目で見て大きなビジネスに育てたいなら最初は下積み期間だと思って、少ない報酬でもがんばってスキルアップしたり実績を積むようにしてください。
法人成りする前は個人事業主になりますが、個人事業主で青色申告の特別控除(65万円)が欲しいなら、複式簿記による帳簿を備える必要があります。
確定申告時にその帳簿を提出する必要はありませんが、税務署から「お尋ね」される可能性はあります。
お尋ねされたときに「帳簿を見せてください」と言われますから、帳簿が無いと困ったことになってしまいます。
そこで経費についてきちんと説明できなければ、所得の過少申告と言われて追徴課税される可能性があります。
気をつけてくださいね。
ちょっと怖いことを言いましたが、ビジネスをしていくうえで税金の話は避けて通ることができません。
ただ、最近は税務署も親切になってきてて、例えば開業したての個人事業主向けの無料説明会なんかも開催されているようですから、機会があれば積極的に参加してみてください。
また、売上が順調に伸びてきたら、全て一人で記帳、決算する必要はなく税理士さんにお願いすることも検討しましょう。
受けられるサービスにもよりますが記帳と年1回の決算(確定申告)ぐらいなら、月1万円から2万円程度でお願いできるところもあります。
ご自身で記帳するにしても最近のクラウド会計アプリは非常に便利ですよ。
例えば僕が使っているのはこちらのMFクラウド会計(確定申告)です。
MFクラウド会計はクレカや銀行口座と連携して経費や引き落としを自動記帳してくれますし、過去の経費のパターンから費目も自動で提案してくれます。
ここまでしてくれれば記帳はずいぶんラクですよね。
多少の費用と設定は必要ですが、ここまでやってくれれば費用対効果は抜群です。
これも先程お話したITスキルの一つですよね。
一度覚えてしまえばあとはラクになるので、こういうことも積極的にトライしてみてください。
ではいよいよ、在宅起業の種類についてお話していきましょう。
ひとくちに種類といってもたくさんありますので、パソコンが得意な女性とそうではない女性の大きく2つに分けてみました。
まずはパソコンが得意な女性向けの在宅起業についてです。
パソコンが得意といっても怖がる必要はありません。
これからスキルを磨く向上心があれば誰でも可能なレベルなのです。
ライター、執筆業は在宅起業、在宅副業の定番職業です。
近年、雑誌の売上は右肩下がりですが代わって台頭してきたのがネット。
ネット上のコラム記事にはアクセスが集まりやすく、その記事を執筆する業務が増えてきました。
素人からFPのような専門家まで幅広く募集がありますので一度はチェックしてみましょう。
クラウドワークスのような応募サイトに登録し、仕事を検索してみると様々な条件のライター業務があることが分かるはずです。
注意点として、このように広く一般募集している執筆依頼は、単価が安いことです。
中には「こんな料金で!?」というような案件もありますが、実は理由があって、その料金でも実績が作れれば十分と考えているワーカーがいるからなんですね。
また、多少単価が安くても仕事の場所や時間が最も柔軟なライター業なら受けても構わない、と考えている人もいます。
したがって、もしあなたがライターだけで起業レベルの収入を得ようと考えているなら、かなりの戦略が必要であることは覚悟しておいてください。
一般募集から腕を磨き、実績を上げ少しずつ条件のよい仕事を獲得していく…一般的にはこんな感じです。
単価が高いのは販売に直結する文章(セールスライティングといいます)例えば商品の販売ページの文章などは、単価が高い傾向があり、実績を出せば引っ張りだこになる可能性も秘めています。
もう1点、ライターをお勧めする理由は「アウトプットの練習になる」からです。
次に説明するブログでもアウトプットの練習になりますが、ブログは書いただけでは報酬にならず初心者は心が折れてしまう可能性もあります。
その点、ライター業務なら少ないかも知れませんが報酬になりますので、続けるモチベーションにもなるでしょう。
アウトプットというのは起業家として必須のスキルですから、単価が安くても価値があると考えて受けるのはアリです。
ライター業で文章を書くことに慣れてきた、もしくは既にどんどん文章を書ける人はブログ(アフィリエイト)もお勧めです。
無料ブログでも構いませんが、本気で稼ぎたいと考えるなら独自ドメインとレンタルサーバーを用意して、本格的なブログ運営をしてみましょう。
例えばXサーバーにWordPress(ワードプレス)をインストールしてブログ運用するのもお勧めですね。
アフィリエイト(商品紹介)であれば、あなたが使ったコスメやバッグなどについて使用感やレビューを書き、アクセスが来て売れれば売上の一部が報酬になります。
アフィリエイトといってもバカにはできず、月数十万円から100万円以上の報酬を上げている人もいるぐらいです。
ただ、アフィリエイトで頑張るよりは、アフィリエイトをしながらブログ運営の基礎を学ぶというほうが良いと思います。
どんな活動で起業するにせよ、ブログは情報発信の「基地」になります。
ここがしっかりしていると後々ラクになりますのでブログ運営は是非マスターしてください。
ブログ運営に慣れてきたら、ブログを活用したコンテンツ販売を検討してみてください。
「コンテンツ?そんなのないない!」
と思っているかもしれませんが何でもコンテンツになるんですよ。
例えばコスメやメイクアップに詳しいなら、コスメの選び方や、時間のない朝にオススメの早業メイクの方法など。
もちろん一例ですので、他にもいくらでも思いつくはずです。
そんなもの売れるのかな?
と思う時間があるなら、さっさと作ってPDFファイルに仕上げ、販売してみましょう。
内容と値段次第ですが思った以上に売れるかもしれません。
あるいは、さらにスキルを高めて、メルマガにチャレンジするのは非常によい戦略です。
メルマガ読者に登録してもらうときの読者プレゼントに、先程の例の「メイクアップPDF」を渡すようにすればより多くの人に登録してもらえます。
それで、メルマガの中でオススメコスメなどを紹介すれば、アフィリエイト報酬が得られます。
あるいは、有料メイクアップ講座を開いて、収益を上げることも可能になるでしょう。
このようにネットで集客できるようになれば、地域差に全く関係なくビジネスを大きくしていくことができます。
ただ、パソコンのスキルはある程度必要になってきます。
今はスキルがなくとも、貪欲に学べるなら可能性は十分にあるでしょう。
次に、パソコンが少々苦手な女性向けの、在宅起業ビジネスを見ていきましょう。
ただ、パソコンが苦手な女性向けといってもパソコンを全く使わなくていいかというと、そうでもありません。
どんなビジネスでもそうですが、大きく稼ごうとするならスマホだけとか片手間だけでは無茶です。
会社に行って「パソコンが全く使えません」ではお話にならないのと同じと考えましょう。
とはいってもできるだけPCを使わないという方向性もありますので、参考にしてください。
ネット集客ができればベストですが、ネットが出来なくてもリアルの口コミで少人数の集客を行い、セミナーやオンラインサロンを開催することができます。
話すネタを毎月用意できるのであれば、例えば会員制にして継続課金すれば収益も安定してくるでしょう。
ただ、人数が少なかったり、有料とはいえ少額であれば売上もそれほど伸びません。
セミナーやサロンから個別相談などへの動線を考え、より付加価値の高いサービスにつなげるよう考えましょう。
最近では、自分のスキルを販売できる、マッチングサイトも台頭していきています。
スタイリング、メイク、ファッション、コーデ、子育て相談などなど…女性ならではのスキルもたくさんありますので、一度は必ずチェックしてみてください。
で、気になるスキルがあれば実際に使ってみればいいでしょう。
低料金のスキルなら数千円もあれば利用できます。
どうやってスキルを提供しているのか、どうやってお客様を満足させているのか、たくさんのことが学べますので。
ココナラをはじめ、このようなスキルシェアサイトは集客を代行してくれますから非常に人気があります。
その一方で、他の専門家と比較されやすく、一人勝ち(=大多数が負け)状態になりやすいとも言えます。
あくまでも考え方次第なのですが、その筋のトップになるのでなければ自己集客の方が高単価に設定しやすいです。
いずれにせよ、非常に良い腕試しの場になりますので、あなたが提供できる何らかのスキルがあるなら登録してみるのがいいと思いますね。
実際にお客様を取ることができれば貴重な実績にもなりますので。
今までと少し方向性は違うかも知れませんが、ネット物販・転売も在宅起業の一つの方法としてご紹介しておきます。
モノが好きな女性であれば、物販・転売が肌に合うかも知れません。
またECサイト運営までせずともAmazonのセラーとして登録すれば、自宅を在庫にしてネット販売が可能。
さらに、FBA(Fulfillment by Amazon)というサービスを利用すればAmazonが在庫管理してくれますので在庫を持つ必要すらありません。(その代り月額利用料がかかります)
明らかに、物販、転売のハードルは下がっているといえるでしょう。
転売であれば実店舗や他のネットショップから、安く仕入れた物を別の(ネット)ショップで販売します。
物販であれば、自作のモノを販売することになります。
これはアイデア次第ですが、例えばリカちゃん人形の着せ替え服を手作りして販売している方もいますね。
高いものなれば1万円以上とか…侮れません。
なお、物販でも転売でも
物販、転売系では売上が伸びるほど仕入れ資金を回収するまでの運転資金が増え、「好調なのにお金がどんどん無くなる」という現象がおきます。
正しいノウハウを学んで資金ショートしないようにしましょう。
その他の在宅副業の例をご紹介します。
ちょっと変わったところでこんなのもあります。
1回数分のモーニングコール(電話)を1日数件こなすという仕事。
しっかり時間管理できる人なら簡単な副業になるでしょう。
非通知でかけるので個人情報も漏れません。
ただ、残念ながら現在は新規登録停止しているそうです…
毎日の新聞チラシを収集して特売品の価格などを調べ、データ入力する仕事。
もともとそういう作業をしているなら、ついでの仕事としてあまり負荷なくできそうですね。
ただしこれらの在宅副業は「どれだけがんばっても伸びしろが小さい」ですので、これで起業を目指すのには無理があります。
このように、起業を目指すにあたって収入になれば何でもいいというわけではない事を理解しておいてくださいね。
女性(主婦、子育てママさんなど)向けの在宅起業の種類についてまとめてみました。
他にもいろいろあると思いますが、定番のビジネスをピックアップしてますのでまずはこれらの情報から検討されると効率がいいはずです。
なお、この記事では単に在宅起業の種類とその概要を列挙しただけです。
個別のビジネスについてはそれぞれ個別のノウハウ情報や支援サービスなどがあります。
また、物販・転売などはかなりの初期資金が必要となる場合もありますので注意してください。
最後になりましたけど、僕がやっているFP業も今ではやり方次第で在宅でできるビジネスになっています。
僕の知り合いの女性FPも在宅で活躍していますので、お金の話に興味があるなら、選択肢の一つとしてご検討ください。
FPの場合はFP協会の会員になったり、継続教育で学び続ける必要があるなど一つ二つハードルが上がります。
でも、ほとんどの人はお金の教育を受けたことがなく、間違った知識や思い込みで行動し続けているのでお金の悩みを抱えた人が大勢いらっしゃいます。
つまり、需要は有り余るほどあるというわけです。
社会に役立つことができてお客様もたくさんいただけるならそんなに嬉しいビジネスもないでしょう。
僕はネットで自己集客してますのでよかったら僕のメルマガから学んでください。
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