FPビジネスを早く軌道に乗せたいなら「時間」にレバレッジを掛けよう。

独立起業だろうと会社員だろうと、
職種にかぎらず、「時間」が重要であることは
疑いようのない事実です。

でも、この点をきちんと理解できていない、
あるいは理解できているようでそれほど
重要視していない方も多いように思います。

時間にレバレッジを掛けるとはどういうことか?

一緒に見ていきましょう。

目次

時間は最も貴重な資源(リソース)

今、独立起業や社内のプロジェクトを
成功させたいとしましょう。

そのときに改めて意識して欲しい事が一つあるとしたら
それは「時間」です。

「そんなことは分かっているよ」

と即座に言われそうですが、
僕から見れば「分かってない」人が
大半のように感じます。

例えば、時間に投資したり、時間にレバレッジを掛けたり
といった意識で行動出来てますでしょうか?

恐らくそう言われても自信のない方が
大半なのではないでしょうか。

時間に投資やレバレッジを掛けるというのは、
今日1時間の消費が半年後の1.5時間や、
1年後の2時間を生み出すことです。

上で1時間消費という表現をしましたが
「1時間仕事する」でも「1時間遊ぶ」でも
なんでも構いません。

どんな内容であれ、あなたが使った1時間が
将来より多くの時間となって返ってくるなら
それは時間にレバレッジを掛けられている
ということになります。

時間にレバレッジを掛けるとは?

レバレッジというのは日本語で
「てこ」という意味です。

時間にレバレッジを掛けるということは、
少ない時間で、多くの時間を獲得する
と考えてください。

これは既に書いたとおりですが、
例えば今の1時間が将来の2時間、
3時間となって帰ってくるのであれば
それはレバレッジがかかっています。

そしてこのレバレッジが掛かるようになってくれば
ビジネスは面白いように「成長」していくんですね。

だって、今の1時間が将来、2時間とか3時間とかになって
返ってくるわけですから、
その余分の時間を使ってさらにレバレッジを掛ければ
さらにスゴイ時間になって返ってきます。

時間が返ってくれば、それだけ多くの価値を
生み出す事ができるわけですから
それに比例して売上や収入も増えていきます。

しかも仕事量は理論上、増えません。

当たり前ですよね。

時間が「余る」わけですので。

ここで、

「仕事をしたら単にお金で返ってくるんじゃない?」

という声が聞こえてきそうです。

確かにそうですね。
仕事をすれば、通常お金で返ってきます。

ではもう少し考えを進めて、
「お金で時間を買う」ことを含めて
考えてみましょう。

あなたの時間単価が1時間5,000円だとします。

今、レバレッジの効いた仕事で
1時間働いた結果、
1万円の収入があるとします。

その1万円で、あなたと同じ単価の人、
2人に仕事を依頼すれば、
半分の30分で同じ仕事が終わります。

(もちろん、実際にはこれほど単純ではないですが、
説明の分かりやすさのために単純化します)

もう、お分かりかと思いますが、
空いた30分であなたが仕事をすれば、
5,000円の収入があり、
当然依頼した仕事が完了すれば
それは1万円になって返ってきますよね。

ほら。

2回目は、あなたは30分しか働いていないのに、
収入が1万5,000円になりました。

以下同様です。

これが、レバレッジを掛けることの意味です。

これを繰り返せば、単位時間あたりの収入は
理論上青天井で増えていきます。

これが「事業者」の醍醐味です。

ただしこれは上手くいった場合の話で、
失敗することもあります。

失敗すれば、事業の場合、
収入は見込めません。

ですから、あなたの1時間の労働は
「タダ働き」になるわけですね。
レバレッジゼロです。

これが事業者のリスクとリターンの関係。

ここで補足しておきますと、
「従業員(被雇用者)」には、
時間にレバレッジがほとんど、
もしくは全くかかりません。

そもそも時間単価5,000円の人が
1万円の収入が得られることがマレですし

仮にあったとしても、
得られた収入を他の雇用者に分配して
時間を買うという発想がそもそもなく、
それを実行する環境にも乏しいからです。

例えばあなたが会社員だとして、
もらった給与で誰か別の人を雇い、
その人があなたと同じ仕事を安く
実行できるとしましょう。

となれば、おそらくあなたの会社は
その仕事をあなたに任せるのではなく、
その誰か別の人に「直接」発注するはずですね。

こうなるとあなたは職を失うか、
全く違う仕事が新たにスタートする事になります。

だから、従業員はどれだけお金をもらおうと、
時間的な余裕がなかなか生まれません。

もちろん、少しずつの余裕を
「貯蓄」していけば、後で一気に
大きな余裕を生み出すことも可能です。

でも、その頃とは恐らく「老後」
のことでしょう。

別に善悪を断じたいわけではありません。

こう書くと、なんだかカール・マルクスの資本論みたいな
世界を思い出すかもしれませんが、
僕が言いたいのは善悪の判断ではありません。

上で書いたとおり経営者や事業主は
リスクを取ってやっているわけですから、
成功すればレバレッジが効いて時間の余裕が生まれ、
収入が青天井になります。

しかし失敗すればタダ働き、というだけです。

また従業員にはそのようなリスクは低く、
事業の好不調に関わらず一定の給与が
支払われる仕組みです。

どちらがいいかどうかなんてのは、
個々人の価値観で決めればいい話で
結局僕がいいたいのは

「(今も昔も)それが事実だよ」

と。

それだけです。

そしてビジネスを成功させたい、
事業を立ち上げたいと考えるなら
当然ながら事業主の考えを採用し、

時間に最大限のレバレッジを
掛ける必要があります。

時間のレバレッジは「仕組み」が生み出す

そこで、ではどうやってレバレッジを
掛ければいいのかということですが
基本は「仕組み」を作っていきます。

いろんな仕組みがあると思いますが
個人が手がけやすい仕組みはやはり
「IT」を活用することになるでしょう。

僕がやっているネット集客も
その仕組みの一つで、
仕組みが完成すれば非常に効率的に
集客することが出来るようになります。

非常に低コストで優秀な営業マンを
雇っているようなものですから、
大きなレバレッジが効くわけですね。

しかも、年中無休で
どれだけ仕事が増えても
文句ひとつ言いません。

こうした仕組みは少ない労働(時間)で、
非常に大きな成果(お金)を生み出してくれます。

そのお金で時間を買い(時間のレバレッジ)、再投資すれば
ビジネスが想像以上に加速するのは
比較的簡単に理解できるのではないでしょうか。

時間を生み出す仕組みを創るために時間を使おう

もっと具体的に言えば、
今、あなたに与えられた時間は
将来あなたに時間を与えてくれる仕組みづくりのために
使うべきです。

それをしなければ、
いつまでも時間の奴隷のままです。

僕は、例えば資格を取ること自体が
悪いことだとは思いません。

僕自身、工学博士やらFPやら、
今まで様々な資格を取ってきましたので。

でも、資格を取るにも時間がかかりますよね。

特に難関と言われるような資格であれば
なおさらです。

で、その資格は将来あなたに
時間を与えてくれますか?

資格の場合、それがお金になるかどうかは
その人のスキルと「労働」次第です。

時間が返ってくるというよりは、
どちらかというと、よりいっそう
忙しくなる方向ではないでしょうか。

何度も言いますけど、もちろん、
それが悪いと言っているわけではないです。

忙しくて時間の奴隷かもしれないけど、
収入は安定するかもしれません。

ですが、それがあなたの目指したい未来なのかどうか、
一度じっくりと考えてみる必要はあるでしょう。

ちなみに時間にレバレッジがかかり、
収入が増えていくことで、有資格者を
「雇う」「仕事を発注する」というオプションが
使えるようになります。

となれば、あなた自身に
資格は不要かもしれませんよね。

幸いなことに、事業者になるためのリスクは
年々低下しています。

だって、タダ働きといったって
最近の起業コストはほとんどゼロですから
失敗したところでほとんど痛手はありません。

結局、あなたがどうしたいのか
にかかっているわけです。

じっくり考えてみてくださいね。

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