コロナ時代の、FP協会の動きについて

こんにちは。行列FPの林です。

世の中コロナ、コロナで一体どうなることかという感じですが、人命はもちろん、お金の不安も過去に例がないぐらい高まっています。そんな中、お金の専門家と言われる私達FPは、当然、たくさんの人の役に立つはずですね。

FP協会は民間の総元締めのような組織ですから、もちろんやれることはたくさんあるはずです。

と思ってたら、FP協会からメッセージがありましたので、それを引用しながら、今後の方向性を一緒に考察していきたいと思います。

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目次

動画で学びたい方はこちら

FP協会からのメッセージ

このメッセージの中から、僕が注目する部分をピックアップ、コメントしていきますね。以下の引用は、全て上の動画からです。

リモート面談で事業を継続する事例

対面形式の個別相談に代えて、これらの業務をリモート式で行えるようなプラットフォームやソフトウェアの活用事例を紹介

ややこしい表現ですが、要はZoomなどを使って保険や証券の業務を遠隔相談で継続する事例、といった話かと思われます。

事例で紹介して頂けるのはありがたいですね。ぜひ、対面ではない、Zoomならではの気をつけるべき点などについても、お話いただければと思います。

僕はずっと遠隔相談でやってますが、保険や証券などの相談、契約となるとまた違う点が出てくると思うので、そこは非常に興味を持っています。たのしみにしています。

家計再建ツールや小冊子の無償提供

家計再建のポイントや公的支援制度などをとりまとめた小冊子、キャッシュフロー表を含むツールを制作して無償で提供

これも非常にありがたい話です。

今、世の中コロナ自粛で企業の売上が立たず、仕事がないので従業員の給与も減らされています。家計も火の車になっている人がどんどん増えていて、ローンが払えず苦しい人も増えていますよね。特に次の山場として、夏のボーナスの時期が、大変な状況になると僕個人的には思っています。

そんな中、FPの役割は非常に大きいと思っているので、それを援用してくれるツールを無償で提供頂けるのはありがたいですよね。

どんな冊子が出来上がってくるのか興味津々ですが、紙媒体でなく、当然ながらコロナ対策でPDFやオンラインツール等、リモート面談に対応できるツールになっていることを期待します。

くらしとお金のFP相談室の拡充

感染状況を踏まえて適切な時期を判断し、本部・大阪事務所・ブロック事務所における「くらしとお金のFP相談室」を拡充して家計再建相談等に対応

はい。これはもちろん来ると思ってました。東日本大震災のときにも、相談を拡充したと聞いていますから、今回も似たような対応は出てくるだろうと。

ただ、ちょっと気がかりなのがこれ「リアル対面のみ」ですよね…。コロナがいつ収まるのか、収まったあとがどのような社会になっているか読めないのでなんとも言えませんが、いい加減、東京や大阪という「場所」にこだわらず、オンライン面談も標準化してほしいです。

もちろんリアル面談があってもいいですよ。でも、もうこんな世界なんですから、オンラインを外すなどという昭和な発想はやめて欲しいと思うんですよね…。

これは僕らFPだけでなく、顧客の利益にとっても大事なことです。イチ会員としてこれは真剣に訴えておきたい。

家計再建セミナー・相談事業

感染状況を踏まえた適切な時期を判断し、「家計再建セミナー・相談事業」を全国的に展開する準備を進める

準備を進めるという表現ですので、これはまだ少し先の話だろうとは思います。

事業自体はもちろん素晴らしいことだと思いますが、これも先程と同じで「リアル対面」が念頭にあるのだろうと。というのは「全国的に」という表現が入っているから。多分、全国行脚みたいな事業イメージではないでしょうか。

オンライン面談なら、それだけで全国的な対応ができます。なぜその発想がない?

何度もいいますが、僕はリアルの対面を否定するつもりはありません。それはそれで、やったらいいと思います。ただ、顧客メリットも大きいのに、わざわざオンライン面談を除外するという発想が謎なのです。

「オンライン面談でやっちゃうと、特定のFPだけが得をする」という変な危機感もあるかもしれませんが、正直、そんな心配は全く不要です。今はニーズ(相談者)に対して、供給(FP)が全然追いついてませんので…

有志のFPを募って、オンライン相談会をすればいいでしょう。しかもそれなら、「適切な時期を判断」する必要もなく、準備が整い次第すぐに始められます。

僕はその方が、顧客メリットが大きいと、思うんですが、いかがでしょう。実際、僕のコンサル生さんは、オンラインでやってて、非常に喜ばれています。

本当に顧客本位で考えるって、そういうことではないでしょうか。

まとめ

FP協会が今後予定している施策(動画)について、気になる点をピックアップ、コメントしました。

最後の方はやや辛口になってしまいましたが(汗)これも、FP協会に期待をしているからこそだと理解してもらえれば幸いです。期待してなければ、わざわざコメントなどもしませんので。

今、コロナで世界中大変ですが、そのような世界では今までの常識を一旦捨てて、できることは何でもやってみる、という精神が大事だと思います。

それでやってみてダメだったらやり直したり、やめたらいいだけの話なので、特にオンライン化についてもFP協会にはチャレンジして欲しいと思っています。

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