こんにちは。行列FPの林です。
今回は僕が独立してからどのように活動してきたか、その記録(ウェブログ)を記しておきたいと思います。
もちろんこれからも活動を続けますので、これだけでは終わらないんですが、現時点での記録を残しておくことで、これから活動を始めたいFPにもなにかのヒントになればいいなと思います。
目次
26歳に入社してから41歳までの15年間、サラリーマンをしていましたが、入社したころから独立することも選択肢に入れて、いろいろなキャリアプランを妄想(?)していました。
研究開発職だったので、大学や研究機関に行くことも考えていましたが、自分の実力ではなかなか難しいとも感じていたので、少しずつ独立する方向にマインドが向かっていった、という感じですね。
転職も一瞬考えましたが、会社に不満があったわけではないので、だったら自分が一番したいことができる「独立」を第一選択肢として考え、結局転職の可能性はほとんど検討していません。
転職したら職種は変わるかもしれませんが、ライフスタイル、ワークスタイルはほとんど変わらないだろう、というのも独立を選択した理由です。1社しか経験してないので詳しいことや偉そうなことは言えないですが、少なくとも今の自分のように、全て自宅で完結したり、オンラインで仕事が完了したりといった合理的な環境は、転職では望めないと思いました。
僕は今でこそ少しずつ理解されつつある「テレワーク」や「労働生産性(仕事の効率)」を重視しています。そうでなければ、労働生産性がなかなか上がらず、長期的に貧困になっていくからです。最近では、日本の労働生産性は下がり続け、最近では一人あたりGDPが韓国に抜かれたという報告もありました。
しかしそれでも社会はなかなか変化しようとしません。
この記事を執筆している現時点で新型コロナウイルスが猛威を奮っていますが、社会にこれぐらい大きな危機感があって、ようやく「テレワーク」を検討する人や会社が増えてきたかな、というぐらいです。
僕が独立を検討していた当時にいたっては、望むべくもありません。
それぐらい社会というのはなかなか変化しないものだということかもしれません。
今は昭和とは逆で、放っておいたら日本も自分も、どんどん貧困になっていく時代です。
だったら自分から変わるしかありませんよね。社会や会社が変わることを望みながら、自らは変わろうとせず、ただ貧困になっていくのを受け入れるだけ、というのは僕には辛すぎます。もちろん誰にもお勧めできません。
ということで独立の方向で検討していたわけですが、いざ独立する1年以上前から「独立します」と社内関係者に打ち明けていました。というのも、結局人事は1年ぐらいかけて検討されますので、突然「独立します」と言ったら迷惑がかかってしまう可能性があるからです。
ただ、これは誰でもこうすべきではないと思います。例えば転職活動にしても、必ず転職が成功するわけではありません。それなのに事前に転職すると明言してしまうと、転職活動に失敗した際に社内で不利な扱いを受けてしまうかもしれません。
もちろん会社というのは突然辞めることも織り込み済みで人事を考えるでしょうから、そこまで気にする必要はないかもしれません。ただ僕自身は、お世話になった人に不必要に迷惑をかけたくなかったからこうした、ということです。
このあたりは本当にケースバイケースだと思いますが、キャリアプランナー等の専門家に相談すれば適切なアドバイスが受けられるかもしれません。
意外に思われるかもしれませんが、僕は独立後にFP資格を取得開始しています。これは失敗でした(苦笑)。
もともとFPとして独立したいという明確な目標があったわけではなく、何らかのアドバイザーとして活動すればいいだろうというちょっと曖昧な目標でした。
計画的に独立した割には、この辺ルーズだったなと今思えば反省です。ただ当時は誰の支援もアドバイスも受けずに一人で独立を決断、活動してしまっていたので、こうした失敗を無意識のうちにしてしまったのだろうと思います。
自分では合理的、最適な判断と行動をしているように思っても、実際にはそうできていない場合も多々あります。このように、自分の判断や行動を合理的だと思いこむことを「限定合理性」といいますが、当時はこの限定合理性のワナにはまってたのだろうと。
やはり先駆者、アドバイザーの力というのは借りるべきですね。当時はアドバイザーの力を借りるという発想すらありませんでした。
もし今後FPとして活動されたいなら、独立をする前に準備をされることを強くお勧めします。
僕が生き残れたのは、インターネットで集客する「目処」を付けておいたことです。集客さえできれば、何かしら付加価値を提供して対価をいただくことは可能ですからね。
ただそうは言っても、曖昧な感じでの独立でしたから、当初1年ぐらいはほぼ無収入でめちゃくちゃ苦労した記憶があります。今はもう笑い話ですが、当時は体重が激減するなど精神的、肉体的にも辛かったように思います…(遠い目)。
もう絶対あのときには戻りたくありません。
そんな中、特に転機になったのはメルマガを始めたことでした。当サイトでも何度も言ってますが、FPにとって(いやFPじゃなくても?)メルマガというのは強力なマーケティング武器です。
メルマガの力を得たことにより、さらにFP資格を取得して専門知識を活かし、集客とビジネスを軌道に乗せることがようやくできました。そのおかげで体重ももとに戻りました(笑)。
僕が真剣にメルマガをお勧めするのには、こうした経験をしたからですね。
ブログやメルマガについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
以上、僕がサラリーマンから独立に至った経緯です。
独立することは人生をドラスティックに変える一つの有効な手段だと僕は考えます。ですので、独立したいと思う人は精一杯応援したいと思います。
今は昭和の時代でもありません。昭和であれば
というライフプラン一択でしたし、それで問題ありませんでした。
しかし今は令和で、人生100年時代です。全ての人が同じルートを通る必要は全然なくて、むしろ様々な形があっていいですし、そうあるべきでしょう。全ての人が独立すべきだとも、思いません。
相変わらず定年退職まで1社専属という人がいてもよし。転職するもよし。僕みたいに独立してもよし。人生100年もあって、しかも終身雇用も崩壊している。だからそういう多様性こそがこれからの時代は特に大事だと思うんですよね。
ただ、一社専属で人生の十分な収入をまかなえるのは残念ながら一部の人だけでしょう。となれば、自ら動いて収入を確保していく必要があります。
そこで多くのサラリーマン(男性、女性とも)にお勧めしたいのが「定年独立」です。
定年退職後、年金をもらうまでしばらく時間がありますよね。また年金をもらうようになっても、それだけで十分満足な生活を送るのにはお金が足りない可能性があります。老後資産が平均的に2,000万円不足するという金融庁のレポートはまだ記憶に新しいところです。
退職後も追加で収入を得る手段として、さらにFPという社会貢献や、やりがいの大きな仕事ができるという満足感のために、FPとして定年独立する選択肢は十分ありです。
そのためには在職中から準備を始めることを強くお勧めします。僕みたいにルーズにやって失敗しないように(笑)。FP資格を少しずつ取得するのはもちろん、マーケティング(集客)について、事前に学びながら実践していくようにしましょう。
事前に準備を進めておけば、突然のリストラに怯えなくてすむ、という嬉しいメリットもついてきます。また在職中から収入を得て立派な副業、複業になる可能性もあります。
令和の時代は、たとえ会社員であっても、自らの人生を自ら切り開いていこうとする人が生き残っていけるのでしょう。
僕はそんな前向きな人を、応援しています。
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