FPも間違う!?ライフプランの本当の意味とは。

こんにちは。行列FPの林です。

「ライフプランって立てても本当に意味があるの?時間かけて立てる意味ある!?」

人生において金銭面からの設計を立てようとしたとき、こんな言葉を耳にすることも多いかと思います。

いえいえ、決してそんなことはありません。

FPでもよく勘違いするところで、中には間違った認識のFPもいますが、もちろんライフプランを立てる意味は大いにあります。ただし、ライフプランを立てる本当の意味と正しい理解がないと実際に立てたプランが無駄になることもあります。

そうならないためにも、ライフプランの立て方と価値、そしてその後気をつけなければならない注意点を知って、顧客にとって素晴らしい人生が送れるような理想のライフプランを立てましょう。

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目次

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ライフプランによくある誤解とは?

「平均余命や100歳までのキャッシュフローを作ったところでどうせ当たりっこない」

「ライフプラン自体に意味なんてないんじゃないの?」

実際こんなボヤキが聞こえてきますが、本当にそうでしょうか。

ライフプランを作成する意味とその正確性が問われますが、まずライフプランを作ることでお金に関する人生設計が初めてスタートすると思ってください。

頭に思い描くだけでなく実際にプランを作成することで、自分の目ではっきりと設計図を見て確認することが可能になります。

書き出して初めて気づくこともとても多いです。

また、その正確さも気になるところですが、むやみに正確性を求める必要はありません。将来をイメージしてプランを立てますが、思い通りにならないことのほうが圧倒的に多いと思います。

自分ひとりで立てたり家族と相談して立てたプランであっても、そのままの通りに人生が進むはずもありません。理想と現実をもとにプランを立てますが、想像以上に現実が厳しいことも、また反対に想定外の収入を得ることにより理想に近づくケースもあるでしょう。

このようにライフプランは作成したものをもとに定期的に修正していくことで、人生のビジョンを常に見えやすい状態にするというメリットがあります。

ライフプランの真の意味とその価値

予言書ではなく“地図”に近い

ライフプランは、予言書でも何でもなく自分で描く地図のようなものだと考えてください。

何十年先もの予言や占いなどは特に根拠なく「そうなる」と断定されてしまうので、ただ当たるまでじっと待つか何かのきっかけでそれがハズレたと知るだけです。しかしライフプランは「現状の前提条件の未来への投影(=地図)」と捉えることができます。

ライフプランの作成は計画を立てることのように考えられることもありますが、未来への投影としてイメージしてみてください。

そのため、そのときそのときで思い描いていた現実とそこからの理想は変わってきて当然です。ライフプランは定期的に変更することにとても大きな意味があります。変更するためにもまずはライフプランを作成してみることからお勧めしてみましょう。

現在の位置と向かうべき方向を把握するための有効なツール

ライフプランがなければ、今自分がどのような状況にいるのか、また今後どの方向に向かっていくべきなのかもあやふやになってしまいます。

これでは、せっかく良い人生をおくれるはずでも、進むべき正しい道を選べずに人生を謳歌することができなくなってしまうかもしれません。

そのため、自分が今どこにいるのかどの方向に向かえばいいのか、自分自身で把握するためにライフプランの作成は必須と言っていいでしょう。

年月が過ぎれば、家族構成や収入・支出などの状況が変わり目指す方向が変わることも想定しておかなければなりません。この必要な前提条件が変わったタイミングで再プランニングをすれば良いわけです。

期間は一概にいえませんが、ライフイベントが発生したとき(しそうなとき)や、顧客の考えが変わったときは再ライフプランを作成するよう促してみてくださいね。

ライフプランの役割とは

結婚や出産、住宅の購入など人生においてとても多くのライフイベントが発生します。その中でできる限り思い描く理想に近い人生を送るために、お金に関してどう運用するのかどう計画的に準備するのかを具体的に描くことがライフプランの大きな役割です。

まず、大雑把でもよいので自分の生きたいゴールへの道筋を立てます。それぞれの現状にもよりますが、子どもが成人するまでや自分や配偶者が定年を迎えるまでのプランを作成するとよいでしょう。

少し具体的にイメージしてみましょう。あなたが結婚して子どもが2人いると仮定します。2人が中学までは公立に通学したとして、その後、私立の高校に進むのか公立の高校に進むのか、さらに大学に進むのかどうかによりかかる費用は当然大きく変わってきます。

この点は本人の意思や成績にも関係してくるため、将来的に変更があってしかるべきです。

それ以外にも、当初予定にしていなかったが必要になったため車を購入したり、住宅の補修費が想定以上にかかったなど、プランを見直す場面は必ずやってきます。

このように、その地点での最適と考えられる人生設計を立てることがライフプランの役割といえます。

まとめ

ライフプランを立てる必要性をおわかりいただけたと思います。ライフプランは先の見えない真っ暗闇を明るくするための「地図」のような存在で描くことで見えてくるものもあります。

また、時間が立てば地図上の位置もずれるため、見える景色も変わり今まで組んできたプランが最適とはいえないケースもでてきて当然です。そのときは迷わず再プランニングを行い常に最高のプランを立てるようにしましょう。

FPでも間違えて認識していることもある「ライフプランの価値」をしっかりと自分で理解して、顧客が納得できる人生を歩めるようにしましょう。

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