CFP資格審査試験に申し込みました。でも、集客と資格は関係ないよ。

CFP資格審査試験の申し込みをしました。

あと2科目残っているので、
1回で2科目合格を狙ってもいいのですが、
業務が忙しくなってきていることもあって
今回は1科目だけ受験します。

目次

CFPの勉強法

今回挑戦するのは、リスクと保険。
平成28年度第2回のCFP資格審査試験、
日程は僕は11月20日(日)です。

あと1ヶ月ちょい!
がんばらないと(汗)

僕のメインの教材はいつも決まってて、
コレです。


dsc_3572

見ていただくと分かる通り
CFP試験のオフィシャル過去問ですが
左側にクリップ留めしています。

僕は過去問が届いたら即座に裁断して、
全部スキャンします。

スキャン後、問題集の部分だけプリントアウトして
過去問を「何度も」繰り返し解くことにしています。

なぜスキャンするかというと
この方が作業効率が断然いいからです。

いちいちコピーするとなると、その都度スキャンしないといけないし、
裁断なしでやろうとすると、1ページずつ手作業でってなります。

それって、めちゃくちゃ時間のロスですよね。

最初に、ちょっと手間をかけてでも
スキャンして電子化しておけば、
あとは何度プリントアウトしようとも
マウスでポチポチやるだけなので
とっても楽で時間短縮になります。

この方法で、今まで4科目は落とすこと無く
全て一発合格してきました。

まぁ、今回も同じく合格できるかは
保証されていませんが。汗

僕のCFPの勉強法については
こちらの記事も参考にしてください。

独学でCFP試験にストレート合格!工学博士の僕が実践した4つのポイント

でもね。資格と集客は関係ありません。

と、こうやってコツコツとCFP試験に挑んでいるわけですが、
正直申しまして、CFP取っても集客の役には立ちません。

これはすごく大事なところですので
念押ししておこうかなと思います。

FP協会曰く、最上位資格たるCFPを取得すれば、
国際的にも認められ、ビジネスの幅が大いに広がる…
と申しております。

もちろん、その事自体は間違いではないんですが、
残念ながら、だからといってお客様が
集まってきてくださるわけではありません。

CFPを取得しても、FPジャーナルに名前が載って、
知人のFPさんに「見たよ!」って言われるだけです。

それはそれで嬉しいんですが
集客への貢献度はほぼゼロですよね。

何がいいたいかというと、
可能性が広がることと
実際に集客できるかどうかとは
全く別の話だということです。

なので、今2級/AFPを取得されていて
でも今現在集客が出来ていない状態なら、
CFPの取得を目指す「前」に
全力で集客にエネルギーと時間を掛けるべきだと思います。

一般の方はCFPなんて言葉、知りもしません。

これは考えてみれば当たり前のことで、
お客様はあなたの資格を見て

「CFPだって、すごい! じゃぁ相談しなきゃ」

とはならないですよね。

そもそもAFPやCFPという言葉自体知りませんし、
それなりによく知っている方でも
「ファイナンシャルプランナー」という単語なら分かる

という程度だと思います。

逆に、変に先入観をもっている方だと

FP = 保険相談の人
FP = 銀行の窓口にいる人

といった認識しかなくて、
余計な警戒をされることもありますので
ちょっと注意が必要です。

もっと大事なこと。お客様にとって資格は関係ない

もっと重要なことがあります。

究極的なことを言えば、
お客様にとってあなたの資格なんて
全然関係ありませんし、興味もないんです。

もちろん、お話をすれば

「へー、FPさんですか。凄いですね」

とは言ってもらえます。

でもだからといって、そこからいきなり
相談依頼の話とかにはならないですよね。

だから社交辞令で凄いとは言ってもらえますが
それ以上にも、それ以下にもなりません。

お客様がなにを気にしているかというと、
あなたがどんな悩みを解決してくれそうか?
ということです。

これはどんな商売にも言えることで、
モノやサービス、商品というのは
買い手の悩みを解決したり、願望を達成するための手段であって、
そのモノ自体が欲しいわけではないんです。

例えば、あなたが今
「食器洗い乾燥機」が欲しいとします。

忙しい毎日の中、家事もこなさないといけなくて
毎晩毎晩、疲れた体で大量の食器を
洗う作業にほとほと疲れている状況だとしましょう。

もう、この状況からなんとか抜け出したい、
こんな悩みから開放されたい!
と毎日毎日、悶々としているわけですね。

そこで、食器洗い乾燥機を導入すれば、
食器洗いの作業が減って楽になるんじゃないか?
と思うわけです。

この場合あなたは、
食器洗い乾燥機が欲しいわけではありません。

あなたの作業を減らし、
楽にしてくれるモノやサービスであれば
なんでもいいわけです。

例えば、家事手伝いサービスというのがありますよね。

最近、少しずつ普及しているサービスですが、
来てもらった方に食器洗いを「代行」してもらっても
同じくあなたの悩みは解決します。

要は、食器洗い乾燥機はあなたの悩みを
解決するための手段の一つであって、
逆に、悩みが解決するなら手段なんて
なんでもいいわけです。

では話を元に戻して、
お客様から見たあなた(FP)です。

お客様は、悩みを解決したいと思っているわけで、
FPであるあなたはその「手段の一つ」です。

悩みを解決してくれるのであれば、
AFPだろうがCFPだろうが、無資格だろうが、
なんでもOKなわけです。

決して、あなたのAFPやCFPとしての知識が欲しいわけではなく、
あくまでも自分の悩みを解決してくれそうだから、
悩みを解決するために、AFP/CFPの知識を使ってくれそうだから
という理由で、FPさんのところに相談にやってきます。

もちろん、その悩みを解決するために
AFPやCFPの知識が役に立つことは
当然あります。

だから資格を取得しておいて損は無いと思いますが
その知識がお客様の悩み解決に役立つこと、
そのことをきちんとお客様にイメージできるレベルで
伝えられていること。

これが出来て、初めて資格というのは
生きてきます。

結構、ここを勘違いしている人が多いのかなと思います。

「いや、そんなことはない」

とおっしゃるかもしれませんが、
例えば出し惜しみをする人っていますよね。

ブログの記事でも、セミナーでも、なんでもいいんですが
情報やノウハウの提供をちょっと出し惜しみして
続きは個別相談で。
っていう流れを作ろうとする人も多いと思います。

あれなんかもまさにそうで、ここを誤解しているから
そういう行動に出てしまうわけです。

正直、情報なんて、全部出しきっても問題ないぐらいです。

なぜなら、お客様は情報自体を欲しいと思っているわけではなくて
あなたが持っている情報やノウハウが
自分の悩みを解決してくれそうかどうか?
それを確かめに来てるだけなんです。

だから、そこ惜しんだらダメです。

企業機密なんかは別ですが
出しても問題ない情報なら全力で出し切るぐらいで
ちょうどいいと思います。

そこまでいって、ようやくお客様に

「あ、この人なら確かに私の悩みを解決してくれるかも…」

と思ってもらえるわけです。

そこで初めて、個別相談の可能性が出てくるわけですね。

それでも心配であれば、こう考えてもいいと思います。

そもそも、
情報を受け取っただけで悩みを解決できるレベルの人は
ググって自分で解決しますので
あなたの話を聞きもしません

ということです。

メルマガだろうが、セミナーだろうが
わざわざ時間を取ってあなたの話を聞きに来てくれるということは
あなた自身の価値を判断しに来てくれている
ということです。

だからそこで全力であなたを出さずにどうするんですか。
って話なのです。

そこで中途半端に情報を小出しにしたり
役に立つノウハウも中途半端な形にしてしまったりすると
お客様が受け取る印象は

「この人、実はあまり詳しくないのかな」

「なんだか悩みを解決できそうなイメージが沸かないな」

というような感じになって、
全然次につながりません。

お客様が
「そんなに情報をくれてありがとう」
「役に立つノウハウを惜しみなくくれてありがとう」
「この人なら大丈夫に違いない」
という気持ちになって、ようやく

「実はね…」

という、次のフェーズに進むわけです。

もちろん、社外秘からなにから全部ぶちまけなさい、
と言っているわけではありませんが(笑)、
気持ちとしては惜しみなく全力で話す、書く、
でいいと思いますし、お客様を増やしたいと思うなら
そうすべきです。

逆に、今集客が上手くいっていない人は、
そこが不十分でないか、なにか出し惜しみしてないか、
重点的にチェックしてみてください。

CFP資格取得の意味についてまとめ

ちなみに、ここまで書いてて

「じゃぁ林さんはなんのためにCFP取ってるの?」

と言われそうですね。汗

もちろん集客のためではなくて別の目的です。

回り回って集客にも役立つと思いますが、
その話は、機会があればまた別途。

元々、資格が直接集客に役立たないことは分かっていたので
AFPでいいかなと思ってたんですが
将来的な僕のビジネス像を考えた時に、
あったほうが良いだろう、という判断です。

多分、3年から5年後ぐらいから、
効いてくると思っています。

で、これはそれぞれのビジネスモデルに依存しているので、
CFPに関しては取っても取らなくても構わないと思います。

ちゃんと集客してビジネスがうまくいっている
AFPさんも、実際たくさんおられますからね。

別にCFPじゃないからといって、
気にする必要は全くありません。

要は、自分が何をしたいのか?
お客様にどういう価値を提供できるのか?

それを中心に考えていって、
それに役に立つことがあれば資格を取ればいいし、
なければ取らなくても全然構いません。

CFPが上で、AFPが下だってことも
ないと思います。

まぁ、頑張ったねという意味で、
CFPはちょっと胸を張っても良いかもしれませんが(笑)
お客様にはそんなこと全然関係ないですし
むしろ、そんな変な意識を持ってたら
集客にも悪影響が出て来る可能性すらあります。

CFPだからエライんだぞみたいなオーラが出てる人に、
相談に行きたいと思うかどうか?
と想像してみたら分かると思います。

お客様にとってはその変なオーラに
違和感を感じるだけで
そもそも理解不能ですからね。

なんでこの人、こんなに
偉そうにしてるんだろう?
みたいな。

もっというとFPには独占業務がありませんので、
取ったからといってビジネスに
直結したメリットは少ないです。

なのでビジネスの全体像を考え
必要か不要かを見極めながら
計画的に取得していくようにしましょう。

とはいえ、この種の仕事をされるなら、
さすがにAFP/2級レベルは持っておいたほうが
いいとは思いますが…。

ってことで、僕は引き続きCFPにチャレンジします。
11月試験の方、一緒に頑張りましょう!

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