こんにちは。行列FPの林です。
今日はちょっと時間軸の長い話をしてみたいと思います。えーっと、だからといって軽く流していい話ではないんです^^;
世界的ベストセラー「7つの習慣」にもあるように、一番重要なことは「緊急ではないけど重要なこと」に目を向けることです。
それができないと、いつまでも人生好転しませんのでね…
目次
前置きはこれぐらいにして早速こちらの資料の11ページをご覧ください。
これは政府の「選択する未来」委員会第13回報告資料で、平成26年のもの。少し古いですが、数十年スパンの話なのでこれでOKです。
この資料のポイントは「日本のGDPは世界比でどんどん縮小している」ということ。
日本の名目GDPは500兆円ぐらいとずっと変わりません。一方で、世界のGDPは成長し続けています。ということは世界はどんどん成長しているのに日本だけ成長せず、取り残されているわけですね。
なぜかということは、ここでは置いておきますが、大きな要因の一つに「構造変化(改革)力が弱い」ということが挙げられます。特に日本の大企業でこの傾向が強いですね。
企業だけが悪いのではなく、法的にも構造変化を阻むものが多いですので政府と企業とが一丸となって「現状維持」の強いバイアスをもっています。
高度経済成長が永遠に続くという前提のもとで、法や仕組みが整備されてきましたからね。それはそれで、仕方のないことです。
で、ここに来て、新型コロナショック。
さて今後日本がどうなるかは分かりません。
ただ明らかなことは、恐らく世界比でみて日本が縮小していく状況は今後も変わらないだろうということです。
そこで僕ら個人はどうするかですが、幸い、選択肢はあります。
一つは日本の旧来の仕組みにどっぷり浸かって、日本と一緒に沈んでいく選択。
この場合、相対GDPは低下していくので物質的にどんどん貧しくなります。
僕らは日本にずっといるので気づきにくいのですが、例えば北朝鮮の漁船の映像って、
見たことあります?こちらの動画で見れます。
僕らの目からみたら、あの漁船、昭和初期でもあるまいし…ボロッボロだし…なんて貧しい国なんだろう!って思いますよね。
でも実は僕らが、そういう状況に今後なっていく可能性が高いということです。外国人の視点からみて、「なんだこの日本人の貧しい生活は!」という状況ですね。
住めば都、といいますから、それでも幸せを感じることはできると思います。でも、外国からの輸入に頼る日本でGDPが相対的に低下していくことは、物質的な貧しさに直結します。
なにも対策しなければ、今後、生活に窮する場面も増えていくでしょう。
これが1つ目の選択肢。
もう一つは、「自分の人生を、自ら切り開く」選択です。
僕ら個人の力だけで、日本を変えるのはさすがに無理だろうと思います。なので、個人でできる最大限の抵抗(笑)は自らの力で新しい地平を開拓することです。
それが今の時代であれば副業だったり、起業だったり、ということです。
インターネットの普及で個人で少資本でも起業できるようになりました。さらに今は副業解禁する会社が増えてきています。
それはなにも会社の心が広くなったということではなく、会社そのものも貧しくなってきているので全ての従業員を定年まで抱えきれなくなったり、十分な給与も払えなくなったので自助努力でなんとかしてね、という会社からのメッセージですね。
これも、上記の「大きな流れ」に沿ったものです。
僕は元々会社員で副業から既に起業してるのでこの状況は身を持ってすごくよく分かるのですが、もしかしたら未だ副業もせず会社にどっぷり浸かっている人はいまいちピンと来てないかもしれませんね。
それは恐らく、先程の北朝鮮の漁船のように、北朝鮮の中にいたら、その貧しさに気づきにくい、という状況なのだろうと思います。
実は僕らはもう既に、貧しくなってきているんですよね。
大切なことなので、もう一度いいます。ある意味、僕たちは既に貧しい国の一員なのです。
それに気づけないというのは、まささに「ゆでガエル」と同じ状況でしょう。このことにいち早く気づいて、早く行動できる人は、その貧しさから抜け出せる可能性があります。
新型コロナはある意味、僕ら日本人に、よい気づきを与えてくれます。経済が停滞するなかで、「貧しさへの変化」を直視できるからです。
これは将来の日本の姿です。
そんなバカな?って思いますか。
放っておけば、日本の経済は新型コロナが来なくとも同じような状況に陥っていきます。
経済が停滞し、GDPが縮小したらそれが将来の日本です。
冒頭のPDFの11ページの図はご覧になったでしょうか。時間をかけて、じわじわと、日本が縮小してますよね。時間をかけてじっくり貧しくなるか、新型コロナで突然貧しくなるか。違いはそれぐらいです。
だからといって個人で大きなことはできないので、できることをやる。
つまり、「自らの人生は、自ら切り開く」ということを意識して、実際に行動すること。
これができる人とできない人が今後の貧富を分ける分水嶺だと僕は考えます。
今この状況はあなた自身を変えるチャンスでもあるんです。決して難しいことではないですよ。
意識さえ持てば、誰でもできることです。
チャンスは、あるうちに掴む。
これは成功していく上での鉄則です。
このブログの読者であるあなたは、ぜひ後者であることを期待しています!^^
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