FP版集客記事の書き方1「書くか?それとも死か?」

こんにちは。行列のできるFP事務所プロデューサーの林です。

今回から数回にわたって集客のための記事の書き方講座をお伝えしていきたいと思います。講座の対象者は記事執筆の初心者から中級者入り口ぐらいを想定しています。

と、いきなり偉そうな出だしで恐縮ですが、正直、僕自身、出版業界や新聞業界にいたわけではなく、ライティングのプロというわけでもありません。むしろ学生時代の国語の点数は平均以下で、下から数えたほうが早いぐらい、文章ダメダメ人間でした。

そんな僕が、長年ブログで情報発信し続け、ボツブログも合わせてのべ投稿記事数は軽く1,000を超えています。

おかげで今ではちゃんと食っていけるぐらいの集客はネットだけでできるようになり、多少なりともあなたのお役に立てるかと思っています。

多分、僕以上の国語力を持つあなたであれば、この講座を読めば、僕よりも何倍も早く、集客記事が書けるようになるはずです。集客記事を書くことは、それほど難しいことではありません。

ということで初回は「記事を書くマインドと環境について」。

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目次

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WEBコラムを書くべきでないFP

WEBコラムとは、ここではいわゆるオウンドメディアサイトを運営する会社と契約し、記事を納品するかわりに原稿料を頂くモデルのことを指します。このWEBコラムを執筆しているFPは現在たくさんおられるようです。

ただ、その仕組みを知っているFPは少ないようで、単にお金がもらえるからとか、知名度が上がるからという理由だけで書いているFPが多い印象ですね。

ここで質問ですが、「なぜ運営会社が、WEBコラムにお金を払ってもビジネスが成立するのか?」FPとして考えたことはありますか。

ここはお金の専門家としてしっかり考えましょう。

答えをいえば、「あなたが書いたWEBコラムで集客し、運営会社がそれ以上に儲けているから」です。つまり、あなたの記事の集客力を、本来あるポテンシャルよりも少ない金額で他人に譲っているわけです。

もちろんこのビジネスモデルが悪いというつもりは全くありません。しかし、WEBコラムがあなたの本来の目的を達成する手段かどうかをしっかり考えてくださいね

したがって、次のようなFPであれば、WEBコラムでOKです。

  • 小さな収入で構わない
  • 即金で、書いたらすぐお金が欲しい
  • ネット集客は不要である
  • ネット集客の方法は分からないし、今後学ぶつもりもない

逆に、次のようなFPはWEBコラムを書くべきではありません。

  • ネットで集客してしっかり成功したい
  • 自分の媒体で、読者としっかりコミュニケーションしたい

ここはお金の専門家として、しっかり押さえておいてください。この集客記事の書き方講座は、もちろん集客したいFPが対象となります。

記事は数稽古。期限や習慣化を上手に活用しよう。

集客記事の具体的な話に入る前に、記事を書く環境を整える必要性についてお話ししたいと思います。

さっさと本題に入ってほしいという気持ちは、もちろんよく分かります。集客に役立つ記事のノウハウを「今すぐ」提供すれば、あなたも満足でしょう。

でもそれだと、集客できません。あなたのお役に立てないのです。

なぜか?

ノウハウだけ知っても記事は書けないからです。だから、まず「書こうとする」ことが大事。書かなければ、話が始まらないのです。

人と人の会話を想像してほしいのですが、誰も「無言」の人と会話することはできません。それと同じことで、ネットでは記事を通じて読者と対話するのですが、まず記事がなければ対話が始まりません。

上手に書こうとする前に、とにかく、書きましょう。

書いていくうちに少しずつ上達します。「下手だから書かない」という選択はそもそも間違っています。むしろ「下手だからこそ、書け」なのです。

今すぐ完璧主義をやめて、書き始めましょう。

とはいえ、最初はなかなか筆(指?)も動かないかもしれませんね。

そこで以下のような書くための環境作り、習慣作りをお勧めします。

期限を作り、必ず守る

カレンダー

まだ書く習慣の出来ていない人は、無理やりにでも期限を設定しましょう。

  • ◯月◯日までに、必ず1本記事を投稿する
  • 毎週金曜日に必ず1記事納品する
などです。できれば、定期的な期限がベターです。

無理のない範囲で構いません。ただし今すぐ手帳(もしくはGoogleカレンダー)に期限を記入しましょう!

これは、記事を納品する相手がいなくても同じで、その場合はブログやコラム記事の読者との約束になります。

記事を読む人が誰かといえば、もちろん読者です。そして、あなたの記事を心待ちにしているのも、他でもない、あなたの読者です。

あなたが期限を守らないということは、読者の期待を裏切ることになります。

それは例えていうなら、友達と約束していたお茶会を、連絡もせずにすっぽかすようなものでしょう。

心待ちにしていたのに裏切られた友達は、どう感じるでしょうか。言うまでもないですよね。

もちろん、あなたと読者とは明確な約束をしていません。ですので、あなたが期限を守れなくても、非難されることはないです。

ですが、あなたに愛想をつかした読者は、他の誰かのところに行ってしまうでしょう。その中の何人かは、将来あなたの顧客になってくれたかもしれないのですが。

これが、集客の現実です。

ですので、1度決めた期限は必ず守るようにしてください。

クオリティの低い記事しかできなくとも、ボツにせず、それを公開しても構わないでしょう。それが今のあなたの実力なのですから、仕方ありません。良いも悪いも含めて、現実を受け入れましょう。

その経験を次に活かせば良いのです。

大丈夫です。

次の期限は、すぐに来ますので。

毎日少しずつ記事を書く

毎日コツコツ書く

記事を書くというと、何か荘厳(そうごん)なことを勝手にイメージして、筆が進まない人も多いかもしれませんが、そのマインドセットではうまくいきません。

記事の種類にもよりますが、あなたの集客のためのコラムやWebライティングの場合、先にもお話したとおり「対話」が基本になります。

要は、読者とのおしゃべりだということです。

想像してほしいのですが、あなたが誰かと話をするとき「完璧に喋ろう」なんて意気込んだりしますか?

多分、、しませんよね。そんなことしてたら、緊張しすぎて、逆にうまく話せません。

集客記事もそれと同じで、結局は読者との対話なんです。

あなたは、口下手な人を、友達リストから外すような人ですか?

…違いますよね。

それよりも、多少喋りがつたなくとも、誠実に、相手のことを思って話をしてくれる人に、好感を持つはずです。

FPのあなたは、特にこの点を意識してください。なぜなら「相談に乗る」ということは、顧客との対話にほかならないからです。その練習を、まずは記事上で読者と行うということなのです。

ですので「上手に書かなければいけない」という、集客記事に対する誤った思い込みは、今すぐ捨ててください。あなたは小説家や評論家になろうというわけでは、ないですよね?

最初は多少乱暴でも、文章が稚拙でもいいから、とにかく書くのです。もちろん嘘や間違いを放置してはいけませんが、逆にいえば、それぐらいのことです。

そして一番やってほしいのが、少しずつでかまわないので「毎日書く」ということです。

毎日書くことには、以下のような大きな効果があります。

  • 書くことに対する余計なメンタルブロックを取り除く
  • 習慣化するので、書き始めるまでの心理的ハードルが下がる
  • 毎日練習効果が積み上がるので、上達が早い
  • 気がついたら原稿が出来上がる(笑)

できれば、頭がクリアな「午前中に書く」のがお勧めですね。僕も、特に用事がなければ午前中に集中して書くことが多いです。

最初は少しずつ、1日500字程度で構いません。慣れてきたら、1,000字、1,500字…と増やしていきましょう。毎日500字だって、1週間で3,500字ですから立派な記事です。普通の日本人であれば、毎日500字が書けないということはまず考えられません。

毎日たった1,500字書くだけで、1万字以上の骨太記事が毎週出来上がります!

この習慣ができれば、記事なんてあっというまに書けるようになります。

習慣化が出来て、いつでも書けるようになれば、逆に毎日書く必要はなくなるかもしれません。しかし少なくとも書くことに抵抗があったり、習慣化できていないうちは、毎日書くようにしてください。

以上、簡単ですが、記事を書くためのマインドセットや環境、習慣化についてお話しました。

記事を効率よく書くためのツール

では次に記事を書きやすくするためのツールについてお話しようと思います。

書くという仕事は、慣れればそれほど難しくないとはいえ、頭は使うし、肩もコリます(苦笑)。ですので、できるだけ書く作業を楽に、楽しくしてくれるツールがあれば、書くことを促進してくれます。

お気に入りのキーボードを見つける

あなたは普段、どんなキーボードを使っていますか?

ノートPCで書く人が多いかもしれません。その場合、ノートにくっついてるキーボードを使う人が大半でしょう。

でもちょっと待ってください!
そのキーボード、あなたにとって本当に入力しやすいものですか?

例えば僕は東プレのリアルフォースというキーボードを使っています。

キーボード(清掃後)

リアルフォースはちょっと高価なキーボードですが、リーズナブルなのがこちら。

ただしキー荷重が選べるので、実際の店舗に行って試打してから買うほうがいいです。

リアルフォースは職業ライターのような方も使っているキーボードだそうですが、僕は指の筋力が弱く、これぐらい軽いキーボードでないとすぐに指を痛めてしまうんです。逆にこのキーボードなら何時間タイピングしても指を痛めません。

ちなみに耐久性は抜群で、もう10年以上使っているはずですが全然壊れる気配がありません。キーボードの前に、(買い替え需要のない)東プレが潰れないか心配です。

あと僕はノートPCでの長時間作業もしません。画面が低く、目線が下に行き過ぎて首肩への負荷が高いからです。あなたがノートしか持っていない場合でも、デスクトップに専用のモニタとキーボードを置いて接続して使えば、ラクになって作業効率が上がります。

このように、記事執筆作業の負担を少しでも下げる工夫ができれば、それだけで記事作成のスピードが上がります。長期的に見れば、非常に安い投資だと言えるでしょう。

ぜひあなたにあった道具を、見つけてみてくださいね。

Googleドキュメントの音声入力を活用する

Google ドキュメントという無料で使えるツールを使って音声入力ができることはご存知でしょうか。

Googleドキュメント

Google ドキュメントは Google ドライブから無料で使えるツールでマイクロソフトのワードに似たツールだと思えばいいです。

Google ドキュメントの詳しい使い方は割愛しますが Google ドキュメントを起動しツールメニューから音声入力を選択することで音声入力を起動することができます。

Googleドキュメントの音声入力起動

音声入力を起動するとこちらのようなアイコンが表示されるので、クリックして音声入力を開始します。

Googleドキュメント音声入力開始

余談になりますが僕は前職では認識系の仕事をしていたこともあり、いくつか音声認識ソフトを調べたことがありました。ただその当時の音声認識の性能はひどいもので、注意深く喋ったつもりでも認識漏れや誤字脱字が頻繁に起こるようなものでした。

まぁ、もちろん当時の技術レベルでは仕方のないことだったのですが、そういう先入観があったので、この Google ドキュメントの音声認識を初めて使った時は本当にびっくりしたものです。

この記事も実は Google ドキュメントの音声入力を活用していますが、ほとんど誤字脱字もなく、ストレスフリーで音声入力ができています。

音声認識で記事を書くことが本当に効率の良いことかどうかは賛否両論あるかもしれません。ただキーボードで入力するのに少しでもストレスを感じるような方であれば、Google ドキュメントの音声認識ツールを一度使ってみることをお勧めします。

なお Google ドキュメントはスマホでも使えるので、出先で記事のアイデアを音声メモしておくような使い方もおすすめですね。

集客記事の書き方講座「マインドと環境」まとめ

FP に限った話ではありませんが、今日、情報発信は集客のための非常に重要な要素となりました。

記事というのはとにかく書かなければ話が始まりません。ですのでまずは余計なメンタルブロックを取り除き、さらに環境やツールを整えて少しでも効率よく楽に書けるようにしましょう。

この記事のポイントをまとめておきますね。

  • 集客の記事というのは読者との対話であるということを忘れないでください。
  • とにかく書きましょう。おすすめは少しずつでも毎日書くことです。
  • 書くというのは辛いことを我慢することではありません。むしろ読者との対話を楽しむものです。そのために、できるだけ楽に効率よく書くための環境やツールを整備していきましょう。

「書くための理想的な条件が整うのを待つ作家は、紙の上に一語も書くことなく死を迎えるだろう」

ー E・B・ホワイト

次回は「記事アイデアの出し方、膨らませ方」です。

お楽しみに!

FP版 集客記事の書き方2「アイデアの出し方・膨らませ方」

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