「これからはネット集客の時代だ!」
と、誰かに言われたかどうかは分かりませんが、僕が言うまでもなく既にブログで情報発信しているFPさんはたくさんいらっしゃると思います。
でも、なぜFPがブログで情報発信したり、集客したりすべきなのでしょうか。
いくつかの視点で考えてみました。
目次
では早速、FPがブログで情報発信・集客すべき6つの理由について僕なりの考えをお伝えしていきますね。
言うまでもないですが、FP=ファイナンシャル・プランナーは、お金の専門家です。
お金の専門家というのは、お金(金融、不動産など)のルールや仕組みに詳しいという面とお金のことを易しく、分かりやすく伝えていくという面の大きく二つがあります。
このあたりについて詳しくはこちらの記事にも書きましたので参考にしてください。
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この「分かりやすく伝えていく」のに適したメディアが、ブログやメルマガです。
特にブログはその入口に当たる部分ですので、最初に活用できる「メディア」なんですよね。
ブログにはこうした特性がありますから、そこに書く記事は「論文」とは全く異なります。
僕も博士ですから論文はずいぶん書きましたが、論文の場合は正確さ、簡潔さ、新規性などが求められます。
一方、ブログは簡潔さや新規性よりもむしろ見やすさ、分かりやすさが優先されます。
もちろん、分かりやすさを損ねない範囲で、正確さも必要になるわけですが、そこは専門家たるFPであれば問題なくクリアできる部分でしょう。
こうしたバランスのよい記事を書けるのはFPの特長だと思います。
特にお金の話や、健康、医療の話は不正確な記載が多いと読者に害を及ぼしかねません。
そこで以前よりGoogleがサイト評価の基準としてYMYL(Your Money, Your Life)というものを設けています。
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このようなこともありますから、有資格者がきちんと正しい情報を分かりやすく発信していくことが今後ますます重要になってくるわけです。
これは僕の個人的な感覚かもしれませんが、人が好きであったり、世話好きなFPさんが多いような気がします。
まぁ、考えてみれば当たり前のことで、コンサルティングやセミナー講師をやろうというわけですから人が嫌いでは成り立たない商売です。
ブログやメルマガで情報発信する時、大切なことの一つが「人が好きかどうか」「人の気持が分かるかどうか」ということです。
ブログを読むのは他ならぬ「人間」ですので、人間宛のメッセージになっていないといけません。
個人のブログですから、表現の自由の範囲で何を書いても問題無いわけですが、法律文書のままのような読みにくい文章だったり、業務連絡のような無味乾燥な文章だったりしたら誰もブログを読んでくれないですね。
要は、読む人の気持に立てない人は書いても読んでもらえないということ、すなわち集客が出来ないということです。
その点、FPはこうした条件をクリアできる人がほとんどだと思いますので、ブログに適した職業ですよ。
FPは基本的に専門家集団ですので、スキルを身につけるのも早いです。
例えば僕の教材を実践されているFPさんなんかを間近に見ると、その吸収力は本当にスゴイと思いますね。
最初は
「コピペが分かりません!」
と言っていたFPさんが1,2週間後には
「PHPの◯◯というコードを入れてみたのですが、表示されてないようです!」
というレベルの質問になったわけですから、この成長力は半端ないです。
この方が特別スゴイということももしかしたらあるかもしれませんが、控えめに見ても、FPさんの成長力はスゴイと思います。
多分、単位取得等で普段から勉強することに慣れているので、新しいことも抵抗なく受け入れられるんだと思います。
逆に、古いことに固執するタイプのFPさんは、今後どのような価値を産んでいけるのか、真剣に考えたほうがいいかもしれません。
単位取得や2年のライセンス更新などの制度から言ってもどんどんアップデートしていくことで、FPの価値というのは維持、向上できる専門家職だと思います。
ブログというのも常に更新していくタイプのネットメディアですので、FPとの相性は抜群なのです。
ブログをされているFPさんは多いですが、ここまで気づいている方は少ないのではと思います。
現状のスキルの高さはあまり関係ありません。
これから「どれだけ伸びるか」が大切なんです。
もう一つネット集客に関して言うと「FPの対象顧客が全国各地に広がっている」ということです。
もちろんFPと一言でいってもいろいろあるでしょうから「ウチのお客はこの地域にしかいない!」という場合もマレにあるかもしれません。
ですがほとんどの場合、あなたのお客様は全国各地に広がっていると考えるのが妥当です。
というのも、お金に関する相談や悩みというのは、普遍的にどこにでも存在するからです。
FPといえば対面相談だと思い込んで地域ビジネスだと思っている方も多いかもしれませんが、このネット時代にあって、「対面=ローカル」ではありません。
対面で相談する場合でも適切なアプリを利用すればオンラインで十分、対応可能です。
やってみれば意外と簡単ですので、わざわざご自身の可能性を狭める必要は全くないです。
これは上のメリットと関連するんですが、ネット集客が始まると必然的に全国各地からあなたの元に顧客が集まります。
例えば、
「◯◯という地方の物価はこれぐらいなのか」
「なるほど、この地域では自動車が必須なのか」
「そういう、不動産の特殊事情があるんだな」
という各地の事情が、自然と集まってくるんですね。
これって、他のFPにはない超強力な「強み」になります。
もちろん、その土地々々に何十年も前から活動しているベテランの方たちには太刀打ちできないのですが、むしろFPにとっては好都合なんです。
というのも、FPというのはお金の総合コンサルタントですので、「いろんな情報を幅広く持っている方が強い」んですね。
こうした情報を持っていれば、A地域からB地域へ引越するような顧客ニーズにも応えられます。
必要に応じて現地の不動産業者と提携すれば、地域毎の深い知識を補完しながら総合アドバイザーとしての地位を確立していくことも可能でしょう。
ここまでやろうと思えば、実際に全国各地の顧客が増えていくことが前提ですが、そもそも、そうしたレールに載るためにもブログ経由の集客が必要になると言えるでしょう。
FPが顧客になにかアドバイスをしようとするなら、当然その道のプロである必要があり、それをある程度「体現」している必要があるでしょう。
ちょっと分かりにくいと思うので例えていうと、もし「節約のプロ」を自称するFPがブログで無駄遣いの話ばかりしていたら、全然信頼してもらえませんよね。
逆に、「節約の基本知識」や「こんな楽でいい節約法を実践してみたよ!」といった投稿がたくさんあれば、あなたが自称するまでもなく「節約のプロ」として読者に認知されることになります。
ブログのいいところは、
「あなたの成長の記録をそのまま見せることが出来、ごく自然に読者との関係を構築することができる」
点にあります。
これは従来のメディアにはなかなか無い特長で、更新型のブログならではといえるでしょう。
変化の激しい時代ですから、FPに限らずこれからの専門家は常に勉強し、成長し続けていかなければ継続的に顧客を獲得するのは難しくなります。
FPであれば継続教育という形で半強制的に学び続けることになりますから、この点は有利ですね。
あとはそれをどうやって集客に結びつけるかですが、あなた自身が成長しながら、ごく自然な形で集客できるのがブログというメディアなのです。
FPがブログを活用して情報発信したり、集客したりすべき理由についてお話しました。
メルマガで発信する内容も基本的にブログと同じですので、ブログに適しているということは、メルマガにも適しているということです。
そして、ブログに加えてメルマガを活用すれば、集客力は仕組み次第でブログ単体の何十倍にもなります。
結局、この集客力があるから、僕がFPはブログ・メルマガを活用しようとずっと言っているんですね。
ネット集客できてお客様が増え、収入も増えていけば、FPの活動が持続、発展できますしなにより楽しいですね。
全国各地のお客様といろんな話ができるのは、ネット集客をするFPの強みだと思います。
ぜひ、今日から活用してくださいね。
ブログを活用する決心が付きました?
ではこちらの記事をどうぞ。
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