忙しくて仕事が前に進まない…なら、実は忙しいのが原因ではないかもしれません。

あなたは

「忙しい、忙しい!」

と、毎日のように嘆いていませんか。

毎日忙しいということは、それだけ仕事が前に進んでいない、ということかもしれません。

目次

ボトルネックがあると他がどんなに良くてもなかなか前に進まない

仕事が忙しい原因はいろいろあると思いますが、その一つにボトルネックが解消されていない、ということがあります。

ボトルネックとはその言葉通り、ビンの首の部分のように細くなった部分をいい、この部分を水が通る時にその流れが悪くなることから、全体の中で仕事が滞る部分を指します。

このボトルネックを解消することで、仕事全体の流れをよくすることができます。

全体の流れが良くなれば、全体の効率が良くなり、他の仕事もどんどん片付いていきますから仕事の忙しさも徐々に解消されていきます。

なお、ご自身のパフォーマンスを根本から見直したい場合は、こちらの記事を参考にしてください。

みんな「全力でやる」の意味を大間違いしています。それじゃちっとも前に進まないよ!

ハイパフォーマンス時間帯を活用する

1日の中で、あなたが最も力を発揮できる、最もパフォーマンスの高い時間帯というのがあるはずです。

これは人によって様々ですが、FPのような仕事に携わる人であれば、恐らく朝起きてから数時間後から昼食を取るまでの時間が一般的に最も集中力が高く、パフォーマンスも高いと言われています。

この時間帯の活用法がボトルネック解消の鍵の一つです。

この、自分が1日のうちで最も力を発揮できる時間帯に、最も困難なタスク、やらなければいけないけど今までずっと放置されていたタスクをやってみてください。

なんとなくやってみる、ぐらいではダメです。

他の細々とした仕事は全てストップしてこのタスクを突破したら状況が激変する、というぐらいのものだけに集中できればベスト。

是非チャレンジしてみてください。

最大の力で前に進まないなら、自分でやってはいけない

さて、最大の力で最も困難なタスクをやっつける。

こんなことをやってみるのには3つの目的があります。

自分でやっつける

目的の一つはもちろん、一番厄介なタスクをあなたの力で片付けること。

あなたのパフォーマンスが最も高いときであれば、厄介なタスクも片付く可能性が高いでしょう。

これが一つ目。

あなたがやるべきかどうかを見極める

もう一つは、あなたがやるべきタスクかどうかを見極めるためです。

最もパフォーマンスの高い状態でも進めることができないぐらい困難なタスクであれば、少なくとも今のあなたでは解決することが難しいということです。

どうしてもあなたがやらなければいけない、という理由が無いならば、そうしたタスクはあなた以外のもっと得意な人にやってもらう必要があるかもしれません。

そうしたことを見極めることが出来るようになります。

実際、仕事を前に推し進めていくためには、誰かの協力というのは必ず必要になってきます。

あなたがどんなに優秀だろうと、あなた一人で出来ることなんて、たかが知れているわけですから。

とはいえ、何でもかんでも人に任せ、スタッフや外注だけになってしまうのもコストがかかりすぎるなどしてビジネスとして成立しません。

ですから、あなたはあなたに出来る最高の仕事をしながら、(少なくとも今の)あなたには困難なタスクを他の人や業者にまかせてしまいましょう。

ただ、どんなタスクも最低1度はあなた自身が全力でやってみてください。

それで出来ない場合に、他人に任せることを考えましょう。

その経験がなければ任せるにも任せられませんので。

「習慣化」があなたを成功できる体質に自動的に変えていく

ちょっと横道にそれますが、一つのタスクを誰かに任せたら、あとは楽なのか?というと現実問題としてそうとは限りません。

むしろ、そのようにすることでビジネスが拡大し、ビジネスが拡大すると新たな課題が生まれてきます。

この新たな課題は、またあなたを悩ませるほど難しいことかもしれません。

でもそれはあなたの組織が成長している証ですので心配する必要はありません。

新たな課題が生まれる度に、より多く、より効率的に稼げるようになることを実感しているはずですので。

ただし。

新しい課題が現れるたびに何も考えず誰かに任せるようではいけません。

ぜひ、

「新しい、難しい課題にチャレンジする」ということを習慣化してみてください。

もちろんこれは、先程僕がいった二つの目的のためです。

一つは課題をあなた自身で解決するため。

もう一つは、あなたが出来る課題か見極め、出来ないなら誰かに任せることを検討するためです。

このような習慣を持つことができれば、あなたは組織の成長と共に着実に成長していきますし、それとともにあなたの組織もスパイラル状に成長していくはずです。

難しい課題に取り組むには多少の「根性」や「気合」が必要なのですが、習慣として取り組むことで「そういうものだ」と割り切れるようになってきます。

そうなればしめたもので、自動的にあなた自身が進化していくようになるでしょう。

習慣の力というのは恐ろしいぐらい強くて、これが出来たら1年、2年後には今とは想像できないぐらい成長していると思います。

それはとても楽しいことですので、是非ワクワクしながら取り組んでみてください。

全体を俯瞰するクセを付ける

当然、任せるには費用がかかりますから、その費用が回収できるだけのビジネスの仕組みが必要です。

その仕組みの中で、あなたはあなたの仕事に集中することで、仕組み全体が効率よく稼ぐようになっていけばベストです。

このあたりは、会社組織と同じですね。

効率よく稼ごうと思うなら、だんだんと組織のようになっていきますので、そうなってきているなら正しい方向に向かっているということが言えます。

仕組みが大きくなり、組織のようになってくると、どうしてもシステムとしての「ボトルネック」が発生してくるようになります。

このボトルネックがどこにあり、どのように解決すべきなのかを考えるのは経営者であるあなたの責任です。

こうしたボトルネックはあなた一人の努力で解消するというよりは、仕組みそのものを改善することで対応できることが多いと思います。

そのためにも、一度はあなたが解決にトライし、それでダメなら仕組み上のボトルネックになっていないかどうか点検するクセを付けていきましょう。

例えば、過去に一度がんばって解決した問題が、同じような形で2度、3度現れてくるようであれば、それはあなたの頑張りやエネルギーが足りないのではなく、仕組みやワークフローそのものに原因がある、という可能性が高まります。

その場合は、仕組みそのものを見直していきましょう。

ボトルネック解消まとめ

FP(コンサルタント業)は、時間の切り売りという性質があります。

収入が増えてくるとどうしても忙しくなるので、ご自身のエネルギーを有効に活用しながら仕組みも一緒に改善していき、より効率良く稼げるようなビジネスを構築していきましょう。

もちろんそのようにすることで、結果的にお客様により良い価値を提供できるよう目指すのは言うまでもないことですが。

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